市政の動き−議会報告
【10.03.15】期待大きいミニバス「知立団地線」の復活。ミニバス2台更新時、1台増加し5コースを要求。
「10年度実施」の議会答弁を反故。林市長が1年繰り延べ
高齢化がすすむなか知立市が実施するミニバスの路線充実に熱い関心が集まっています。特に名鉄バスの知立団地線が廃止されて2年、日本共産党市議団は「ミニバスを1台増やして団地線の復活」を提案してきました。市当局は「ミニバス2台の更新時である10年度に、バスの増車を含め検討する」答弁。しかし、10年度予算ではバスの増車予算をカットし、1年延伸を打ち出しました。日本共産党は3月市議会で林市長の姿勢を追及します。
名鉄廃止でミニバス利用者3・3倍に
知立市が08年度にバスを2台から4台に増車し、便数を増やしたことで利用者が倍加。16万4千500人を超えました。特に名鉄バス路線が廃止された知立団地を含む2コースの利用者は、1万7千人が5万7千人と
大幅に増加しました。
10年度で調査費を238万円計上
林市長は10年度予算でミニバスコース等調査委託料を計上。担当者は、「10年度で専門家にコースの検討を委託し、増車を含むバスの更新は11年度」と説明。10年度実施のバス更新事業を1年延伸するよう実施計画を変更しています。
知立団地線(2コース)の充実は、日本共産党市議団のみならず他の会派からも要求され、林市長は「10年度バス更新」を表明していただけに一方的な答弁変更は許されません。(写真は3コースのオレンジバス)
ミニバス運行費用、入札方法変更で2633万円の減額。市が豊栄交通・オーワと契約。
ミニバスが運行されて今年の7月で10年を迎えますが、今日まで名鉄及び大興が運行を担ってきました。今回市が採用した提案型・プロポーザル入札の結果、豊栄交通(株)と(株)オーワが落札。今年1月から両者がミニバスを運行しています。年間の契約金額はバス4台運行で従前の7516万円が4883万円に軽減。2633万円余の経費節減になっています。日本共産党は他市より高い契約を指摘し、入札実施を要求してきた成果です。