市政の動き−議会報告
【10.03.15】10年度予算、南保育園、移転新築へ用地購入費6,249万円計上
南保育園「１年休園」の方針を変更。
12月議会で大きな議論となった南保育園の建替えについて、「１年休園」でなく、用地を購入して移転新築する方針が固まりました。市は10年度予算に用地購入費（６２４９万円）並びに基本設計･開発申請で計７３，４５５千円を計上しました。
「１年休園は問題」の指摘を受け、市が用地買収へ予算化。
建築後41年経過する知立南保育園は耐用年数も過ぎ、早急な建て替えが計画されています。同時に、南部地域には初めての子育て支援センターの併設方針で期待されています。しかし、現在の敷地内で、保育を継続しながらの建替えは困難です。
市は一旦、「一年休園しての建替え」「一時、他の園に転入させる」考えを提示しました。 先の12月議会、日本共産党は「子どもに継続した保育を保障すべき」「働く父母に多大な不便をかける対応は認められない」と強く反対。移転新築が議会の総意となりました。
その後市は移転新築の方針に切り替え、10年度予算で南保育園建設事業として、用地買購入費・基本設計・開発申請費用７３４５万５千円を３月議会に提案しました。
南保育園定員２００人、乳児受け入れ拡大へ。また、私立保育園建替えに３億円の補助。
南保育園の建替えでは、(1)定員は現在１３０人を２００人にし、乳児保育の拡大、(2)延長保育、一時保育を新たに実施、(3)子育て支援センターを併設し、地域の子育て支援の多機能化を図るとしています。用地購入は八ッ田町地内で約４０００�屬魍諒櫃垢詈�針です。
その他、民間保育園では猿渡保育園の建替え、徳風保育園の分園（乳児棟）建替えが行われます。これらは最終年度を迎える国の保育所等緊急整備事業費補助事業（国県２／４・市１／４）を活用して各園が進めるもの。補助金総額２億９４１６万１千円が計上されました。
長篠幼稚園の耐震改修に825万円の補助を計上。
知立市は公共施設の耐震改修を進め、小中学校や私立を含めた保育園の耐震化を完了しています。
日本共産党は、私立幼稚園についても私立保育園と同様に、支援を行うよう求めてきました。市は「文科省の補助制度を勘案し補助を検討する」と答弁していました。
10年度で実施される長篠幼稚園の耐震工事に市は８２５万円を補助します。これは文科省の補助２分の１と同額で補助。基本的に全額公費で耐震改修を進めます。未改修は知立幼稚園のみとなります。
