市政の動き−議会報告
【10.06.29】子宮頸がん・ヒブワクチンに市の助成を―日本共産党が提案(6月議会)―
ワクチンの「有効性は高い」 「実施する方向で検討」・・・市長が答弁
日本共産党は6月議会、小児の細菌性髄膜炎を予防し、または重篤化する事を防ぐのに効果があるとされるヒブワクチンへの助成を求めました。
また、子宮頸がんワクチンへの助成をについても市の考えを質しました。市長は「有効性が高い」との認識を示し、「実施する方向で検討する」と答弁しました。日本共産党は、「ぜひ、来年度予算化を」と重ねて要求しました。
「ヒブワクチン助成を」の陳情を採択。09年12月知立市議会
日本共産党は、ヒブによる細菌性髄膜炎は感染者の5%が死亡し、25%が難聴、言語、運動障害など後遺障害がのこる怖い病気であり、予防に有効なヒブワクチン接種に市の助成を求めてきました。
昨年12月議会では、新日本婦人の会知立支部より「ヒブワクチンへの助成を求める陳情」が提出され、市議会はこれを全会一致で採択しました。
6月議会で引きつづき市の考えを質した日本共産党に、市長は「ヒブワクチンの有効性は高い」との認識を表明し、「実施する方向で検討を指示した」と答弁。あわせて市は、2分の1助成を実施したら、いくら費用がかかるか試算を示しました(左表のとおり)。
子宮頸がんワクチンにも助成制度を
また、20〜30歳代の女性で増加している「子宮頸がん」の予防ワクチンが注目され、市民からも期待の声が寄せられています。このワクチンは10歳から14歳で接種すると効果的といわれます。
日本共産党は、「子宮頸がんワクチンに助成を」と提案、市はヒブワクチン同様、有効性を認め検討を約束しました。