市政の動き−議会報告
【10.11.04】自治体キャラバン知立市へ 【子宮けいがん】【ヒブワクチン】【小児用肺炎球菌】来年度無料化の方針!
国・市が各半額負担で実施 100%接種で7700万円に
愛知県自治体キャラバン実行委員会(代表 徳田秋氏)は10月26日に知立市を訪問し、介護・福祉・医療などの社会保障の施策拡充について懇談・要請を行いました。日本共産党の高橋憲二、池田ふく子議員が同席しました。席上、知立市は国の方針を受け、11年度に子宮けいがん、細菌性髄膜炎、小児用肺炎球菌の予防ワクチン接種を無料化する方針を明らかにしました。
国は予算化するが問題は継続性
国は10年度補正予算に、市町村が実施する子宮けいがん、細菌性髄膜炎、小児用肺炎球菌のワクチン接種の無料化事業(任意事業)に対して、10、11年度の2ヵ年分の助成費用を計上する方針。費用は、国と市町村が各半額を負担し、無料で接種をおこないます。
市は、11年度の市負担額を3859万円(左表)と見込んでいますが、国の助成が2ヵ年で打ち切りとなった場合、12年度以降の市の負担額は7718万円にふくれ上がります。担当課長は無料化実施について、「問題は国の予算措置が継続するかどうか」と苦しい胸のうちを語りました。
75歳以上 市民税非課税世帯にも医療費無料化を!
75歳以上の高齢者の医療費無料化は、現在一人暮らしで市民税非課税者を対象に実施していますが、同実行委員は非課税の高齢者すべてを無料にするよう求めました。
特別養護老人ホーム待機者190人!
特別養護老人ホームへ入所できずに待機している市内の要介護者は190人(10年8月現在)にも上ることが明らかになりました。
国の建設抑制がネック!
待機者問題の背景には、必要な介護施設の建設を認めてこなかった国の介護費用の抑制策があり、「保険あって介護なし」の実態を表しています。
利用者の声!歩道ができているのになぜ横断歩道がないの?
市道弘栄広見線は用水を管路化し、上部を歩道として整備しました。しかし、弘法通りと交差する交差点には『横断歩道がなく危険』との声があがっています。安心・安全を標榜する知立市は、早急に市民の声に応えるべきです。