市政の動き−議会報告
【10.11.11】《被爆者行脚》2010年10月27日 知立市来訪!「核兵器のない世界を」の国際署名に林市長がサイン
被爆体験を直接聞く授業」市内の全小中学校で実施
10月27日愛知県原水爆被災者の会(愛友会)の代表者が知立市を訪問し、懇談しました。核兵器のない世界を求め毎年、県下全自治体に要請・懇談する、いわゆる「被爆者行脚」です。懇談には日本共産党市議団も同席しました。
その中で、林市長は「核兵器のない世界を」との国際署名に知立市長として初めてサイン。平和都市宣言の具体化への姿勢を示し、被爆者を励ましました。
核兵器廃絶の『平和都市宣言』が力に
被爆者との懇談では、知立市が今年6月18日、「平和都市宣言」を実施したことを報告。その上で、市役所駐車場角に看板を設置(左の写真)したこと、これまでも実施してきた「原爆と人間展」パネルの展示に続き、市内小中学校で被爆者から体験を直接聞く授業を計画し、順次実施していると表明しました。また、広島市から被爆アオギリ2世の苗を送って頂き、全小中学校に児童達が植樹したことを報告しました。被爆者代表は林市長がサインした国際署名を受け取り「知立市の取り組みには本当に勇気付けられます」とあいさつしました。
被爆者への援護施策の充実を要請
最後に、代表者は「被爆者並びに被爆2世への援護施策の拡充や、被爆者運動に対する財政的な援助を」と要請しました。
市内小中学校で被爆アオギリ2世の苗を児童達が植樹
私たちは世界で唯一の核被爆国の一員として、二度と惨禍を繰り返さないよう、国際社会を導く役割を果たさなければなりません。ここに知立市は、核兵器の廃絶と戦争のない平和な世界の実現に貢献することを誓った「平和都市宣言」。 日本共産党はその実現を求め、奮闘してきました。その第一歩として実現したのが、被爆アオギリ2世の植樹です。広島で被爆したものの、命ながらえたアオギリの種から苗を育て、広島市が全国に発信。それを知立市ももらい受け、子どもたちが校庭に植樹しました。平和を考える新たなきっかけになるよう大いに期待します。