市政の動き−議会報告
【10.12.10】ワクチンの無料化 !子宮頸がん、ヒブ、小児肺炎球菌来年1月から無料接種が実現 !
ワクチン接種に全額助成 !12月市議会にて日本共産党は3400万円補正予算を提案
知立市は、開会中の12月市議会で来年1月から実施する3種類のワクチン無料化の補正予算、3400万円を提案。無料化されるのは子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌の各ワクチン接種。先の9月議会での日本共産党の質問に、4月から市独自で2種類のワクチンの半額補助を約束していましたが、国が今回3種類のワクチンへの半額補助を補正で予算化したため、無料化が前倒しで実現します。
ワクチン接種で《細菌性髄膜炎》は《過去の病気》に!
細菌性髄膜炎は、わが国では小児を中心に毎年1千人以上がかかり、死亡率5%、後遺症20%といわれています。この病気の原因とされるインフルエンザ菌b型(ヒブ)のワクチンや肺炎球菌ワクチンができ、世界保健機構は1998年に世界中のすべての国々に対し、乳幼児の無料接種を推奨しました。これらを定期接種化した国々では、「細菌性髄膜炎は過去の病気」になっていると言われ、日本での定期接種が求められています。
また日本では、年間約1万5000人もの女性が発症する子宮頸がんは、ワクチンで唯一防げるがん。20歳台の発症率が一番高く、女性の健康と命、ひいては未来の子どもを守るために、予防ワクチン接種と検診が必須です。
ワクチン接種は、日本共産党が全国で一貫して提案!!ついに実現!
日本共産党はこれらのワクチン接種の無料化を全国の女性団体などと共に求めてきました。
知立市は、先の9月市議会で日本共産党の再三の質問に「第一歩として来年度ヒブと子宮頸がんのワクチン接種に1/2補助を実施」と約束していました。
国が半額補助!!ただし当面2年間だけ!
その後、国は子宮頸がんワクチン、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌の3種のワクチン接種無料化の方針を打ち出し、補正予算を計上しました。ワクチンの重要性はもちろんのこと、国民世論が国を動かしたのです。ワクチンの費用は国が2分の1補助するものですが、期限限定で、今年度と来年度だけとしています。制度を継続するならば、以後は市の全額負担になるという問題が残ります。
12月議会に3400万円の予算を提案!
知立市は、国の補正予算を受け12月定例市議会にワクチン接種助成費3400万円の補正予算を計上しました。3種のワクチンの対象者や経費などは上の表のとおりです。市内医療機関との調整を進め、1月中旬実施を目指しています。1月1日付知立広報に掲載予定です。