市政の動き−議会報告
【10.12.17】これでいいのか ! スクラップ工場の騒音、振動環境基準オーバー ! 住民の苦情相次ぐ !
防音対策・操業時間など 強力な行政指導を日本共産党が要求!
西町にあったパチンコ・ニュー東海跡地に、鉄クズ等を処理するスクラップ工場が2008年5月に操業。以来、西町本田地域の住民は工場がだす断続的な騒音・振動被害にさらされてきました。市役所には、住民の苦情が相次いで寄せられてきましたが、一向に改善されていないのが現状です。日本共産党は、12月議会で防音対策、早朝・お昼時・土曜日の操業の中止等を強く要求。林市長は、「より一層本腰を入れて対応したい」と答弁しました。
環境基準値上回る!71デシベル!
市は08年6月9日に当該工場の騒音測定を実施し、測定値は基準以内としていました。日本共産党は断続的な騒音の測定方法による再度の測定を要求。市は09年11月14・15日に専門業者による再度の騒音測定を実施しました。その結果、騒音環境基準(表1参照)を上回る71デシベルであり、違法状態であることを明らかになりました。
違法状態のままで 早朝・土曜日も操業!このまま放置してよいのか?
地域住民は、防音壁設置など抜本対策を求めていますが、同時に早朝(6時半頃)、昼、土曜日操業を止めて欲しいと願っています。違法状態での厚かましい操業は許せません。担当部長は、三者(市、当該企業、地域住民)で協議したいと答弁しました。
抜き打ち調査など 実効ある措置を要求
市へ届け出た当該企業の騒音防止対策は、クレーンによるスクラップの荷降ろしを地上50センチ以下で行い、騒音を低減する内容です。しかし市は、その実施を現地で確認していません。日本共産党は、抜き打ち調査などを要求。担当部長は、現地調査をすることを約束しました。
無届け操業を2年間 !あまりにもひどい実態!社会的会的を問えないのか?
県の「県民の生活環境の保全等に関する条例」では、騒音、振動を発生する工場等を設置する場合には、設置の30日以内に機械・設備の種類、騒音、振動の防止対策等の届出を義務づけ、違反には20万円の罰金を規定。しかし、当該企業は、この届出をしないまま2年以上も無届けで操業を行い、市の度重なる指導でやっと10年7月1日、届出を出した。