市政の動き−議会報告

【11.01.12】ムクドリ対策、4本のけやきに網 ! 「ふん被害」が周辺にも分散 !《知立駅前広場》

「けやきがかわいそう!」の声に、市が当面対策として年末にネットをはずす

   夕暮れ時に電線や街路樹などに大群で集まり、騒がしく鳴き声をたてている鳥がみられます。これが「ムクドリ」という鳥です。ムクドリは、日中は数十羽の小群で分散して昆虫や木の実などの餌を採っていますが、夕方になると集まり、夜は公園の樹木や街路樹などで集団で寝る「集団ねぐら」をつくる習性があります。知立市でもムクドリによるふん被害などが問題になっています。

各会派がこの「ムクドリ対策」に対し問題提起 =12月市議会=

 知立市の駅前や市街地などにムクドリの集団ねぐらがあり、季節によっては大きな群れが集まるなど問題となっています。かつては樹林地や竹林などにあったムクドリの集団ねぐらが宅地開発などによって消滅し、周辺地域に群れが分散したと考えられています。
 知立市では、ムクドリが群がる知立駅前の4本のけやきの大規模な剪定に加え、防鳥ネットを張るなどの対策を強化しました。その結果、駅前広場のけやきからムクドリを撤退させることには成功しました。
 しかし、これらの対策は、ムクドリの数そのものを減らすものではなく、今まで被害がでていなかった周辺商店街の街路樹や電線等で被害が発生するなど、被害の分散でしかありません。
 12月市議会では、被害の分散を防ぎ、駅前のけやきと緑の景観を保全するため、「防鳥ネットを撤去し、駅前広場の清掃を徹底すべき」などの意見が相次ぎました。
   

「有効な対策」に苦慮!思案中!

   知立市は、年末にとりあえずネットを撤去。しかし、「有効な対策がないため、繁殖期には再度ネットを張る計画」(担当者)としています。

えッ!質問者も!答弁者も!同じ原稿を読んでる?

 12月市議会で一般質問にて緊張感欠く茶番劇!=議会運営委員会で問題に=
昨年の12月定例会では、19人が一般質問にたち、活発な論戦が展開されました。しかし、質問と答弁の原稿が明らかに事前に交換され、議場では質問者、答弁者とも原稿を読み上げるだけの質問もあり、問題になりました。質問者が原稿を読み忘れた項目にまで、答弁者が「ていねいに」答弁するなど、議場に失笑が広がりました。議会運営委員会では、「議会での質問・答弁は真剣勝負の場」とし、「ガチンコ質問に徹すべき」との意見が相次ぎました。また委員から、「事前に当局から質問原稿の提出を求められた」との実態が明らかにされました。林市長は、「質問原稿を求めることは明らかに行き過ぎ」、「今後は誤りを正したい」と表明しました。

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