市政の動き−議会報告
【11.03.25】【古紙の収集】リサイクルの徹底で、紙ごみ減量を提案!4月から月1回収集へ!〔日本共産党〕
業者、町内会など戸別収集へ!4月から10地区以上で実施!
知立市の資源ごみのリサイクル率は、県下で下から2番目(平成10年度決算)と問題になっています。日本共産党は、クリーンセンターの可燃ごみに古紙類が多く混入している点に注目し、高齢者も出しやすい戸別収集を提案してきました。市は2ヶ月に1回から月1回収集を原則に、戸別収集にするかどうか、各町内会の選択に委ねました。3月議会で明らかになった現状と問題点は、以下の通りです。
可燃ごみ袋に古紙混入率約40%も
クリーンセンターでは可燃ごみの内容を定期的に調査し、組成率を明らかにしています。それによると知立市の場合、紙ごみが39・6%で、プラスチック類(17・5%)、生ゴミ(16%)を超えています。実際に、古紙の集積所まで重くて運べないからと、可燃袋に入れてしまう例は少なくありません。日本共産党は、混入率を下げるためには、戸別収集に切り替える必要があると、何度も提案してきました。
資源のリサイクル率22%→30%(H28年度)
そもそも知立市のリサイクル率は県下でも最低クラスです。市は今年度、知立市一般廃棄物処理計画を見直し、平成28年度までのリサイクル率目標をを22%から30%にひきあげました。そのためには、可燃ごみへの古紙混入率を31%まで抑えるとしています。
そのような中、市は古紙収集方法の見直しを検討、昨年末から各町内会に提起してきました。
多数の地区が、現行の集積所収集
その結果、左の表のように業者による戸別収集に変更したのが10町内会、検討中が3町内会、残りは集積所収集ですが、PTA、子ども会・町内会などが交代で全戸を回って収集する町内会もあります。
いずれも、月1回以上の実施が原則です。継続可能な方法が検討されなければなりません。
団体回収報償金の再検討を要求
戸別収集が広がりにくかった背景には、市の団体回収報償金(集積所収集は1kg5円、戸別収集は1kg2円など)に差があることです。市から支給される町内会活動費補助金より、報償金のほうが多額になる町内会もあります。日本共産党は、報償金のあり方を再検討するよう求めました。