市政の動き−議会報告

【11.07.04】「原発の段階的廃止」を求める意見書[12対10]で可決!《6月市議会》

「廃止・縮小を!」82%(中日新聞)・・市政会、市民クラブが反対!なぜ?・・

   知立市議会6月定例会は、「原子力発電の推進をやめ、エネルギー政策の転換を求める意見書」を可決し、国へ提出しました。脱原発の世論が世界でひろがり、日本では「廃止・縮小を」求める声が82%(中日新聞)となっています。知立市議会は市政会、市民クの10名が反対する中、賛成(12名)多数で、可決したことは重要な良識の一歩といえます。

脱原発・自然エネルギー政策へ=日本共産党=

 東日本大震災は、地震、津波、原発事故という三重の災害となり、多くの人々を傷つけました。未だ収束のめども立たない原発事故は、福島県民の生活と経済を破壊し、原子力に頼らない社会づくり、自然エネルギーへの転換を望む声は日増しに高まり、国民的合意になりつつあります。
 日本共産党は、◎地震国日本での原発が世界に例のない危険な存在、◎使用済み核燃料の処理は技術的に未確立、◎そのため危険物を冷却蓄積し、冷却プールの残余量もわずかで、廃止しかないと指摘。原発への税金投入は莫大で「原発は安い」という神話も崩れています。自然エネルギーにこそ国は力を注ぐべきと賛成しました。

「自民」は原発推進!「民主」は再稼動を宣言!

   意見書に反対したのは、市政会(自民)の8名、市民クラブ(民主系)の2名です。市政会の石川議員は、「原発をなくしたら、日本経済がだめになる」と主張、財界の声の代弁に終始しました。市民クラブは討論はせず、3名中2名が反対、1名が賛成にまわりました。
 本会議で逆転して可決・・ 市民福祉委員会では賛成3、反対4で「不採択」になりましたが、本会議で逆転、賛成多数で可決しました。

浜岡原発の中止は「理解できる」と林市長!

 浜岡原発は東海地震で最も危険な原発で、中止されました。林市長は「中止は理解できる」と。廃炉については、「安全性を確保するには、お金もかかり、淘汰されるのでは。それなら自然エネルギーということになるのでは」と述べました。

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