市政の動き−議会報告

【11.07.04】《鉄道高架》名鉄受託工事はブラックボックス!予定価格〔514億円)しかし参加業者など入札情報非公開

黒塗りの工事実績報告書やっと一部公開されたが・・これでいいのか?

   知立駅鉄道高架事業は、知立駅のバリアフリー工事及び南口改札、仮線準備工事などが始まっています。しかし、名鉄施行の工事は、民間企業を理由に入札内容や契約情報は一切公表されていません。しかも、工事の種類ごとの金額さえ市議会に示されず、黒塗りの資料提出(表1)に、「公共事業であり、情報公開は当然」と批判が続出。6月市議会に、やっと黒塗り部分が公表されました。

黒塗り取れたが、透明性確保はこれから!

 市議会に黒塗りで提出の「22年度事業内容」「事業工程表」は、6月市議会で黒塗り部分がとれ、事業ごとの金額及び工事実施時期が明らかになりました。しかし、透明性確保はこれからが正念場です。

税金投入の公共事業で情報公開は当然!

 鉄道高架事業の県・名鉄工事協定書では、事業費は約609億円。うち県側施行工事が95億円、名鉄側が514億円(表2)です。鉄道高架事業は公共事業であることから、「工事の執行にあたり相互に公平性、透明性の確保に努める」(協定第11条)と明記しています。
 しかし、名鉄は民間企業を理由に、入札方法、参加業者、落札価格及び落札率などの公表を拒否。知立市長に対しても入札情報を公開していません。名鉄は514億円の工事を発注しますが、競争入札で落札額が10%下がれば、知立市負担は10億円の削減となります。 税金投入の事業である限り、競争性と透明性を高め、事業費削減に努めることは、民間企業にも求められる当然の責任です。
 名鉄側は、「全国で入札・契約情報を公開している例はない」と主張。これでは「透明性」を確保できません。林市長は、「情報公開されなければ市民への説明責任を果たせない。ぜひ公開を」と表明。  

土木・建築工事は愛知県が直接発注を!

 日本共産党は、名鉄施行の土木・建築工事を愛知県施行に変更するよう提案。県が工事を発注すれば、入札情報は原則的に公開され、競争性は担保されます。遠州鉄道高架事業では、浜松市が土木・建築工事を直接発注しており、入札情報はすべて公開です。

こえ!東日本大震災のボランティア派遣に支援を!

  〔碧南市はボランティアバス運行〕
 日本共産党は6月市議会で、東日本大震災の復興支援について、民間ボランティアの派遣を市が具体化するよう提案。市長は「検討」を約束しました。碧南市では、社会福祉協議会と協力して、7月12日〜15日まで18人のボランティアを募集。参加費5千円でバスを運行します。知立市でもボランティア連絡会を中心に7月1日〜3日で気仙沼市等へ支援に入ります。市の担当課は、8月にボランティア派遣を募集する方向で、日時、人員、参加費などを検討中です。

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