市政の動き−議会報告

【11.07.07】《西町本田》スクラップ工場の騒音公害!知立市が「改善勧告」の方針!

工場側は、市の要請無視早期改善を要求!(日本共産党)

 西町本田にある安田鋼業(本社=大阪府岸和田市)のスクラップ工場による騒音は、近隣住民にとって耐え難い状況です。騒音・振動を発生する設備・装置を設置する場合は、県条例にもとづき事前に設置届けの提出を義務づけられています。しかし、安田鋼業は工場操業から3年を経た昨年7月にやっと設置届けを提出。その後も市の再三にわたる改善要請を無視し続けています。日本共産党は、6月市議会で市の対応を質し早期改善を要求しました。  

あまりにもひどい条例無視の対応!!

   西町本田地域の騒音規制値は昼間で60デシベルです。市が実施した10年12月1日のスクラップ工場の騒音・振動調査では、基準値を大幅に上回る66・8デシベルを記録しました。
 知立市は10年12月22日、工場の騒音対策を本社に要請。しかし、工場から回答を得られず、今年2月7日付けで内容証明郵便で改善を要請しました。安田鋼業は、この要請を無視するなどひどい対応に終止。

市「改善勧告」に向け改善策づくりに着手

   日本共産党は、周辺住民の声を代弁し、騒音対策の早期実施を強く求めました。担当部長は「何度も改善要請をしてきたが全く返事はない」として「愛知県と相談し、改善勧告を含め検討している」と踏み込んだ答弁をしました。 
 市は「改善勧告」のために、専門家が作成する「改善計画書」を示して、対応するとしています。 
 日本共産党は、企業の社会的責任を求め、安田鋼業の取引先を通じた改善指導を検討するよう提案しました。副市長は、「そういったことも含め、対応をしたい」と答弁。

〔猿渡川〕刈谷市内で改修すすむ、11年度中には知立市境へ

〔河床を拡げる浚渫工事〕
 知立市内を流れる二級河川で、洪水防止の河川改修が未完了なのが猿渡川。刈谷市内の刈谷東高校付近の三又橋及びJR東海道線の改良工事が完了したため、同地区の猿渡川の河床を堀下げる浚渫(しゅんせつ)工事(写真)が始まっています。
 工事は下流から上流にすすめられ、知立市境付近まで実施される状況。24年度以降に県予算の範囲で知立市内を実施し、最終的には八ツ田橋(アピタの下)まで浚渫する計画。  

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