市政の動き−議会報告
【11.11.07】《被爆者行脚》「核兵器全面禁止のアピール」 林市長が賛同署名を手渡す!
広島平和式典に中学生の派遣を「愛西市の先例学び検討」(市部長)
1945年8月、広島と長崎に落とされた原爆は一瞬のうちに二つの街を廃墟に変え、21万人の人々の命を奪いました。いまもなお、20万を超える被害者が苦しんでいます。この悲劇をいかなる地にもくり返してはなりません――これは、「核兵器全面禁止のアピール」の一文です。10月31日、知立市を訪問した被爆者団体の方々に林市長が同アピールへの賛同署名にサインし、直接手渡しました(写真)。
議長も核廃絶に署名「平和都市宣言」の実践
知立市は昨年6月市議会で戦争と核兵器のない世界を目指して、「知立市平和都市宣言」を議決しました。平和宣言を力に、永田議長も「核兵器全面禁止のアピール」に賛同して署名しました。
〔愛西市〕 24人の中学生を広島に派遣!
被爆者団体からは、「子どもたちに核兵器の悲惨な実態を正しく教えるため、広島平和式典へ中学生を派遣してほしい」との要望が出されました。愛西市では20人を派遣しており、教育部長は「愛西をよく勉強して検討したい」と答弁。また、被爆二世の医療費無料化は、「国も実施しておらず、知立市の単独実施は困難」の答弁も。
〔入札停止1ヶ月〕 市営住宅建設中に火災(株)伊藤工務店刈谷支店!
=落札率60・2%の低入札価格=
知立市は10月28日、刈谷市幸町の伊藤工務店刈谷支店の入札参加資格を停止すると発表。停止期間は同日から11月27日までの1か月間。同支店は10月9日早朝、山屋敷町高場の市営住宅工事現場で、接着剤を温めるために使用していた電気ヒーターを切らず、作業終了後も放置するなど基本的な安全管理を怠り、火災を発生させたもの。仮設工事シート1枚と木製の足場を焦がした程度だったが、「地域住民に不安を与え、重大な火災事故の可能性があった」と判断。指名審査会が2度にわたる協議の結果決定したものです。
市営高場住宅の建設工事入札は、伊藤工務店が1億4900万円と破格の安値で落札。市議会からは低入札調査基準価格以下であり、「安全で確実な工事施工が確保できるか」の指摘や疑問が相次ぎました。担当は「調査したが実施できる」と答弁しました。