市政の動き−議会報告
【11.11.07】《知立駅周辺区画整理》総事業費198億円(H11〜38年度)バブル期の計画の大幅見直しを!
南北線(幅30m)など新規大型道路は必要か!〔日本共産党〕
知立駅周辺土地区画整理事業(面積約13・3ha、総事業費198億円、下図参照)は、バブル期の平成元年に計画されたもの。知立駅利用者を1日7万人(現在3万人弱)見込み、駅前広場西側に幅30m・4車線の知立南北線(南陽通りと保健センター前まで)を計画し、駅前広場に入る車両は、すべて南北線から出入りする設計です。そのため新たに知立環状線(地図)を築造するなど大掛かりな道路計画になっており、地域住民から見直しの声があがっています。日本共産党は、30m道路の利用形態及び駅南側の道路計画の見直しを強く求めています。
南北線等の完成は駅南区画整理が前提!
駅前広場への車両のアクセスは、南北線及び知立環状線による計画となっていますが、現在施工中の駅周辺土地区画整理事業(平成11〜38年度)だけでは完成せず、新たに駅南土地区画整理事業が必要となります(上図参照)
莫大な税金投入が必要である上、全線開通の時期も明らかにならない実態です。
市は「大幅見直し」に難色示すが
中央通商店街の新富線は、駅前広場の東(現スクランブル信号)で車両通行止め(図①)にする計画のため、地域住民から強い見直しの声があがっています。また、栄線は、駅西側からの一方通行(図②)の計画のため、西町方面からの進入は可能ですが、駅前から西町方面には通行不可能に。
市は、地域住民、議会からの見直しの声に押されて、今年度中に見直し原案を作成。その後(表1)の計画で見直しをおこなうとしていますが、大幅見直しには難色を示しています。