市政の動き−議会報告
【11.11.18】《介護保険》第5期計画(H24〜26年度)策定へ、知立市介護保険審議会を開催
これはひどい!利用者無視の厚労省提案負担増と介護サービス削減!
知立市は、平成24〜26年度を計画期間とする第5期介護保険計画・第6次高齢者福祉計画策定のため、平成23年度第2回介護保険等審議会を開催。計画策定に向け実施したアンケート調査(高齢者実態調査)の結果及び第5期計画の位置づけについて審議しました。地方自治体が計画策定の作業に全力をあげているなか、厚生労働省は社会保障審議会介護保険部会・介護給付分科会に利用者負担の増額、介護サービスの一層の削減を提案、検討しています。
1人暮らし高齢者増加の傾向を示す!
市は65歳以上の高齢者を対象(表1)にアンケート調査を実施しました。1人暮らし高齢者の割合は14・4%、在宅介護高齢者は20・5%となっており、今後の増加が予測されるとし、「生活支援サービスの充実、高齢者の生活を見守り、支える体制を強化する必要がある」と調査結果をまとめています。
「保険料高い」(34・4%)高齢者の実感!
知立市の第4期介護保険料は月額基準額3200円で愛知県下で一番安い実態です。しかし、アンケートでは「どちらかというと高い」が34・4%と多く、高齢者の苦しい生活実態がうかがえます。
第5期介護保険料の月額基準保険料は、全国的には5000円を上回るのではないかと指摘されています。日本共産党は、国・県・市が拠出している愛知県財政安定化基金、市の介護準備基金を取崩し、知立市の介護保険料の値上げ抑制を強く要求しています。
ひどすぎる負担!増サービス削減内容!
厚生労働省が提案している利用者負担増と介護サービス削減内容は次の通りです
■介護サービスの利用料を1割負担から一定の所得(年収300万円、もしくは383万 円)のあるものは 2割に引き上げる。
■特別養護老人ホームの多床室(2人以上の相部屋)に入居している人は、現在は光熱水 費のみ自己負担で すが、新たに部屋代を徴収する。
■現行、施設入居者で低所得者を対象に食費、部屋代を軽減する制度(補足給付)を家族 に所得がある人、 入所者本人に資産・預貯金のある人は、給付を減額・廃止する。
■ケアプラン(介護計画)の作成を有料化します。
■ホームヘルパーによる生活援助の時間を短縮する。
等々、利用者無視のひどい内容です。