市政の動き−議会報告
【11.12.26】《中央保育園跡地》新中央子育て支援センター[H27年7月オープン予定]障がい児の療育事業の充実を!
給食の実施、単独通所の対策を 日本共産党が提案 [ 12月議会]
去る3月市議会で、中央保育園の平成26年3月廃止が強行されました。市は跡地に新中央子育て支援センターと就学前の障がい児を対象にした療育施設を併設すると方針を出しましたが、保育園存続を求めた関係住民にとっては、複雑な思いが残ります。その後、市は基本構想案(左表)を発表。日本共産党は12月市議会でそのあり方について質しました。
療育対象:発達障がい児に加え肢体不自由児も!
発達障がい児を対象にした療育事業は現在、「ひまわりルーム」として南児童センターで実施されています。言葉の発達がゆっくりな子、人間関係を築くことが苦手でうまく友達とかかわれない子ども等を対象に、週2回程度親子で通所し、集団生活のなかで心身の発達を援助しています。ところが、児童センターの一室を間借りする状態のため、十分な活動ができません。新「ひまわりルーム」は専用施設となり、問題の解決となります。さらに肢体不自由児も対象に広げる方針。保育園廃止の痛みを無にせず、納得できる事業を進めて欲しいものです。
通園方法:単独通所には送迎バスを!
最初は母子通所ですが、慣れれば子どもの単独通所も計画しています。一人で通うためには自宅からセンターへの交通手段が問題になります。日本共産党は、単独通所を実施するため小型送迎バスの運行を提案しました。
昼食は弁当ではなく、施設での調理給食を!
新「ひまわりルーム」では午前9時半から午後3時まで療育を行う方針です。市は弁当持参を原則といいますが、毎日の弁当準備は大変なこと、また給食は大切な療育の場でもあります。子どもに合わせた給食を施設の調理室で作るよう提案しました。
異常の早期発見に乳幼児健診の充実を!
大切なことは、早期発見、早期対応、早期療育です。たとえ障がいがあっても、対応が適切ならば、その子どもにとって良い環境で、心地よく過ごすことができます。そのためにも健診の充実が不可欠です。日本共産党は10ヶ月健診を新たに実施するよう提案。「健診もれ」をなくすPRや、きめ細かな個別対応を要求しました。
中央保育園:最後まで安心・充実の保育を!
中央保育園は平成26年3月で廃園になるため、園児の減少が問題になっています。H24年4月1日時点で、園児は5歳児11名4歳児13名、3歳児1名で計25名。H25年3月には5歳児11名が卒園となり、保育園としての運営が心配されます。最後まで安心・充実の保育を願いたいものです。