市政の動き−議会報告

【12.01.20】《小中学校整備改修》校舎、体育館、プールなど実態調査し計画策定へ!(12年度で)

 トイレ改修、扇風機〔特別教室〕設置、日本共産党が積極的提案=12月議会=

   知立市は、昭和40年代の人口急増にあわせ小中学校の建設・整備を進めてきましたが、昨今施設の老朽化が問題になっています。平成13年度知立中体育館、16年度には知立小体育館を建て替えていますが、リーマンショック後の厳しい財政状況のもとで対応の遅れが心配です。日本共産党市議団は12月市議会で、小中学校施設整備計画を早急に策定するよう提案。「来年度、専門業者に委託して実態調査を実施し、校舎・体育館等整備計画を策定する」(教育部長)と答弁しました。

 老朽化する学校施設!

   市内で最も新しい知立南中学校が昨年、開校30周年を迎えました。市内小中学校(10校)のうち最も古い校舎は知立小(昭和40年建築)で、猿渡小・東小(同41年)、来迎寺小(同42年)と続き、築後45年を過ぎています。体育館では猿渡小が築後42年、東小で40年経過。それぞれ耐震補強工事は実施済みですが、雨漏りや床・壁の不具合など修繕工事が増加しています。市は来年度での計画策定に959万円を予定しています。

 トイレの洋式化・・悪臭の改善を!

   日本共産党は同時に、学校トイレの洋式化及び、悪臭防止のためのトイレの改修を提案しました。
市教委の方針は、「すべての学校トイレに少なくとも洋式を1器設置する」というもの。11年度で31か所が洋式化され(表3)、「残り中学校7か所は12年度で洋式化する」(教育部長)と答弁しました。
 また、悪臭トイレについて、「配管から変更する必要があるのかどうか、実態調査し改善計画を立てる」と答弁。市教委が昨年12月議会時点で掌握している改善が必要な悪臭トイレは、知立小、猿渡小、来迎寺小、東小、南小、知立中の6校です。

 暖房器具の改善を!

   冬休みが終わりましたが、今年も寒い日が続いています。日本共産党は学校環境基準の摂氏18〜20度を確保するため、教室暖房についても改善を提案。知立小などで使用されている石油ストーブ(表1)を改め、少なくともファンヒーターに変更するよう提案しました。
市教委は「ガスファンヒーター設置は、ガス配管を伴いかなりの金額となる」「実態を把握し改善計画を立てたい」と表明しました。

 普通教室に扇風機設置!209教室に839台!

   知立市は一昨年の猛暑対策として、昨年の夏までにすべての普通教室と特別支援教室209教室に836台の扇風機を設置。「4台の扇風機設置で随分過ごしやすくなった」と好評です。特別教室への設置(表2)について、「12年度で少人数授業対応教室16教室に設置する」と答弁しました。

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