市政の動き−議会報告
【12.03.05】《3月議会》市税収入は103.7億円。(0.7%)微減!基金(財政調整基金14.3億円)借金(赤字地方債7.6億円)で対応!
地価の下落!評価替えで固定資産税は減収!法人・個人市民税は横ばい・微増!
知立市の12年度予算が3月定例会に上程されました。一般会計は、214億円余で前年度比3・1%の増額ですが、厳しい経済情勢が予測されるなか、市税収入は103億7千万円で0・7%の減となっています。市民税は法人・個人合わせて約49億円で前年度比1億8千万円(3・4%)の増ですが、リーマンショック前の08年度比77%に留まり、15億円程度の落ち込みが続いています。市は財源不足を補てんするため、財政調整基金14・3億円、赤字地方債(臨時財政対策債)7・5億円で対応しています。
市税減収の12年!度鉄道高架負担金は2倍強!
12年度予算では、知立駅周辺区画整理事業に8億7千万円(18・4%増)、鉄道高架事業の市負担金5億4千万円(116%増)など、駅周辺大型事業が大幅に増額されています。しかも、鉄道高架事業は仮線工事が実施され、13年度以降さらなる増額の見通しです。
しかし、市民税の落ち込みは深刻でリーマンショック前に比べ15億円程度の減収が続いています(表2)。
今年は3年に一度の固定資産税の評価替えの年。地価下落で固定資産税、都市計画税ともに下がり、2億6410万円(5%)の減額となる見通しです(表3)。「地価が下がっているから、固定資産税も下げてほしい」―納税者の声に応えることになりますが、市の台所は厳しくなる一方です
一般会計 借金残高159億円!一人平均22万6千円!
12年度一般会計の借金は34・1%増の約18億円(内赤字地方債7・6億円)で、年度末残高は159億円に。一世帯平均53・7万円。
林市長:給食センター跡地を売却。2億円予算化!
保育園整備基金の財源に!
林市長は、12年度予算で学校給食センター跡地(南陽二丁目1,954平方メートル)の売却を計上。3月定例会に提出しました。給食センター跡地には地域コミュニティーセンター建設などの声もありましたが、市長は財政難を理由に売却するもの。売却費2億円を予算化し、保育園施設整備金基金に積み立てます。
=時事まんが= 税上げて、年金下げて・・・