市政の動き−議会報告
【12.03.09】《安全性確保は!》中学校で武道を必修化!〔文科省〕 知立市は柔道を選択!
死亡事故が一番多い種目では =指導体制に心配の声=
日本共産党は3月議会で、平成24年度から実施の中学校「武道必修化」について質しました。改正教育基本法が「教育の目標」に「伝統と文化を尊重し、それを育んできたわが国と郷土を愛する・・態度を養う」を掲げたことを受けてのこと。知立市は柔道の選択を表明していますが、安全性の確保や指導体制は大丈夫かなど質しました。
「なぜ柔道選択か」議会報告会での意見も!
2月4日開催された知立市議会初の議会報告会でも「事故が他のスポーツと比べ一番多く、危険性が指摘されている柔道を、知立市はなぜ、選択するのか」との意見が出されました。かねてよリ心配の声が上がっていた問題です。
昨年の6月議会では日本共産党が安全確保について指摘しましたが、あらためて柔道、剣道、相撲の内からなぜ「柔道の選択」か、指導方針を質問しました。
平成10年頃〜柔道学ぶ、すでに定着=市教委=
柔道選択について教育長は、「長年、授業に柔道を取り入れており、定着しているため」と答弁。左上の表①は市内中学校における柔道履修の歴史です。当初は男子のみでしたが、平成元年から男女ともに柔道またはダンスを必修、平成10年頃から全員が柔道とダンスの両方を受講することに。そして、今年の4月、文科省の方針による武道の必修化です。市教育委員会はこうした歴史がを踏まえ、柔道は定着しており、ノウハウもある」と説明しました。
子どもたちの安全守る指導マニュアル策定を!
現在、柔道の指導は表②のように行われています。1学年、2学年で必修とし、県の指導者講習を受けた教師が指導しています。日本共産党は今後、指導マニュアルの策定など、より安全確保に取り組むよう要求しました。
市柔道会へ指導要請 より安全性の確保!
市教委は本格必修化に向け、一層の安全確保と授業充実のため外部講師として市柔道会へ指導者を要請。「授業補助員として、28回、84時間分として33万6千円を予算化した」と答弁しました。