市政の動き−議会報告
【12.04.06】《3月市議会》「知立団地、公共住宅として存続を特殊会社への移譲に反対する陳情」
知立団地自治会が陳情書提出全員賛成で可決。意見書を国へ!
3月議会、知立団地自治会から提出された「都市再生機構賃貸住宅(旧公団住宅)を公共住宅として継続し、居住者の居住の安定を求める意見書提出を求める陳情書」を全員賛成で可決しました。野田内閣が知立団地を含む都市再生機構賃貸住宅を特殊会社化(民営化)を図っていますが、これに「ストップ」をかける意見書を国に提出しました。
政府全額出資の特殊会社化を推進。野田内閣!
今年1月12日閣議決定された「独立法人の制度及び組織の見直しの基本方針」は、その中で都市再生機構を全額政府出資の特殊会社化することを検討。今年夏までに結論を出すとしています。陳情はこれまで半世紀にわたって蓄積してきたかけがえのない公共住宅としての役割りを守り、継続してほしいとの願いがこめられています。とくに、当初の公団住宅は若い世帯が中心であったものが、現在では居住者の高齢化が全国で広がり、また外国人が増えるなど、居住者の様相は大きく変化し、公共住宅としての役割りは一層強くなっていると言えます。
住宅セーフティネットの位置づけを今こそ!
知立市議会は、「知立団地でも高齢化率33・9%と進み、外国人が居住者の56%となり、住宅セーフティネットとしての位置づけが重要になってきている。特殊会社化は天下りの温床を広げるもので賛成できない」として、全員賛成で陳情を可決。即日、国へ意見書を提出しました。
こえ!ミニバスのバス停ベンチがあれば・・・
〔知立団地内6ヵ所に固定式ベンチ設置〕
バスコースが改善され知立団地周辺の利用者はさらに増えています。「ぜいたくいえないけど、バスの遅れもあるし、ベンチがあればよいが」という声も出ています。
市は今年度、団地の6ヵ所のバス停にベンチを設置する予算を計上しました。かつて名鉄バスのバス停ベンチがあったが、歩道の幅にあわせて設置すると説明。固定式で背もたれなしのもの(上の写真参照)、6月には設置される見込みです。なお、市は「今後も設置できる環境のバス停で、要望に応じて順次設置していきたい」としています。
=時事まんが= 軽いの痛いのとんでいけ!