市政の動き−議会報告
【12.04.16】保育園の待機児童=4月から入園できないとは・・・「近年にないこと」市も戸惑い
「育休予約」不可の待機19名を含めて、29名が待機状況
今年度は4月時点の保育園待機児童は29名。0歳児15人、1歳児13人、2歳児1名(左表)とすべて3歳未満児です。知立市は4月当初から待機児童が出ることは近年になく、市は戸惑いを見せています。
兄弟別々の保育園など 今後、転園を希望する方が9名
入園できたものの兄弟が別々の保育園になった方もあり、「送迎がバラバラで仕事の時間に遅れないか本当に大変です。早く同じ保育園に替わりたい」と訴えています。その他、希望園以外の入園に成り空きがでたらと替わりたいという方もあり、転園希望が9名との実態です。
正真正銘の待機児童
市長は「希望する園(3園)でなくても他に空いていれば入園可能」「そこへ入園しない場合は正式の待機児童ではない」と述べています。しかし、今年は他園でも入所できない子どもが10名。加えて「育休待機」(育休明けの入園予約制度がありますが、満員で予約できない)が19名。計29名は「正真正銘」の待機児童です。
「今年度は猿渡保育園が定員が増えたのに?」、市は戸惑いを見せます。しかし、平成23年度末で待機児童は61名もあったことから当然ともいえます。来年度は南保育園が移転して定員70名増の200名で開園、今後の状況が注目されます。また今後の保育園整備計画のあり方も十分な検討が求められます。