市政の動き−議会報告

【12.04.18】新 南保育園の建築工事、伊藤工務店(刈谷)が落札。2億9900万円。落札率81.8%

来年4月開園へ建設に着手。=4月16日市議会臨時会で可決=

   施設の老朽化により移転新築が予定されている南保育園の工事請負契約が、知立市議会臨時会で全会派一致で可決されました。請負業者は(株)伊藤工務店刈谷支店、鉄筋コンクリート2階建、延べ床面積1777平方メートルで、定員200名を予定。現在、造成工事中ですが来年4月開園をめざし工事が始まります。

廃園が決まった中央保園児25名、3歳児ゼロ

   平成25年度末の廃園が決定している知立中央保育園の今年度の入所状況は、4歳児13人、5歳児12人の25人。同園で卒園を迎えられない3歳児の入園希望はゼロでした。園児が少なく一人ひとりの子どもに目が届く保育は大切ですが、
異年齢児との交流や集団保育の有効性の発揮など、中央保育園独自の保育所運営が求められます。

伊藤工務店は今回も低価格入札。

  南保育園建設工事の入札(表1)で、伊藤工務店は低入札基準価格(予定価格の87・4%)を下回ったため、「調査会」で協議した上で落札が決定。伊藤工務店は市営住宅建設でも落札率60・2%という「低入札」で受注しています。日本共産党は、「下請金額」の切り下げを防止するよう要請しました。

【入札】 地元業者育成へ要綱の一部を改正。12月議会で建設業協会の陳情を採択。

 リーマンショックなどで、公共工事の発注量が減少し、さらに競争激化で低価格入札が増加しています。昨年12月市議会には、知立建設業協会が「地元業者育成を求める陳情」を提出。全会派一致で採択しました。その結果、12年度から一般競争入札の一部を改正。豊田市内の本店業者で知立市内に営業所がない場合は、準市内業者からはずすなど、地元育成措置が講じられました(下)。
●土木工事 130〜3,000万円未満 市内業者、準市内業者→市内業者のみ
●建築工事 3,000〜5,000万円未満  市内業者、準市内業者→市内業者のみ
●電気工事 3,000〜5,000万円未満 
     市内業者、準市内業者、知立管内本店業者 →市内業者、準市内業者

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