市政の動き−議会報告

【12.05.01】《相次ぐ低入札》激化する業者間競争 南保育園(機械設備)は落札率69.6%!

 超低入札で失格業者も!保育園本体工事は81・2%

   八ッ田町地内、知立クリニック東側に建設される(新)南保育園。工期を来年1月末としてまもなく建設工事が始まります。建築工事の一般競争入札(4月4日)に7社が参加し、予定価格三億六千八百五十六万円に対して、二億九千九百万円で応札した(株)伊藤工務店刈谷支店が落札。しかし、低入札調査基準価格を下回ったため低入札調査会による調査後に落札が決定しました。同日実施の機械設備工事の一般競争入札においても、低入札調査基準価格を下回る応札があるなど業者間の競争が激化しています。

 予定価格に対し、応札率69・4%で失格!

   機械設備工事の入札には9社が応札し(左表)、予定価格八千三百三万五千円に対して、五千七百六十二万円(応札率69・4%)の業者は低入札失格基準価格に該当し失格。落札した(株)豊光設備は、低入札調査基準価格を下回ったものの失格基準を上回り調査会で調査の結果落札しました。

 適正な競争確保と業者育成の両立が課題!

 市営高場住宅建設でも、低入札調査基準価格を下回る応札があり、60・2%で落札しました。
 公共工事の発注は適正な競争のもと安価に調達すべきですが、過度の低価格競争は業者及び労働者へのしわ寄せが大きく問題です。とりわけ地元業者育成との両立が課題となっています。

 電気設備工事の入札(4月4日)

 

 低入札調査基準価格とは

 入札は予定価格に対し、最低価格で応札した者の落札が原則ですが、低価格での契約の締結により、契約不履行のおそれがある場合や公正な取引の秩序を乱す場合は落札者とせず、その者を除く最低価格で応札した者を落札者とする(自治法施行令)。  低入札調査基準価格は、この規定にもとづき契約の履行・品質確保、下請けへのダンピング防止等を目的に基準価格を設定し、これを下回った場合は契約の適否を決める調査を実施。また、失格基準価格を設定し、下回った場合は失格とする制度です。

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