市政の動き−議会報告
【12.05.23】《放射線測定》学校給食の食材検査で放射能から子どもを守る!
県下・・8市町で実施、準備中8自治体・・知立市は6月実施〔日本共産党提案〕
県内各自治体で、学校給食用食材の放射線量を測定し、子供たちの安全を守る取組みが広がっています。放射線を測定する自治体のほとんどで知立市を含め日本共産党の議員団がこの取組みをリードしています。現在、県内54自治体のうち8自治体で実施し、知立市を含めた8自治体が準備中(左表)です。知立市は、放射線測定器を購入し、6月1日から学校給食センターで活用する予定です。
半田市は毎日測!定給食前に結果公表!
半田市は学校給食センターで使う食材に含まれる放射性線量を毎日測定し、結果を給食時間前にホームページで公表しています。日本共産党議員の質問に応じ、今年3月から測定が始まりました。
学校給食センターの所長は、「給食の前に結果を公表し、保護者に安全だということを知らせています。仕事は忙しくなりましたが誇りを感じています」と述べています。
知立市・・臨時職員を配置し毎日、線量測定!
知立市は、学校給食センターで使う食材の放射線量の測定のため、249万9千円で測定器を購入しました。検査対象は、国が線量検査を求めた17都県産の青果物とし、毎日放射線量を測定します。そのために専任の臨時職員(栄養士)を新たに雇用します。しかし、2次製品の測定は困難としており、今後の研究課題です。
市は検査結果について、月一度の「給食だより」で公表するとしていますが、半田市並の公表が必要です。
保育園給食の食材も学校同様の対応を!
市は公立11保育園の給食食材(17都県産の青果物)の放射線量検査について、保育園から学校給食センターに食材を持込み、定期的に検査を実施するとしています。また、私立保育園の給食食材についても公立園同様の対応をするとしています。
しかし、食材の持込み、給食センターとの調整などの課題がありますが、学校給食並みの測定を実施すべきです。
大気中の放射線測定・・市内7小学校で実施!
市は大気中の放射線量測定のため、業者への委託料22万6千円を予算化。測定は市内7小学校の校庭で夏休みに実施し、調査結果はホームページで公表する方針です。しかし、測定は一回のみで、継続的な測定を予算化しておらず問題です。検討が必要です。
=高木まんが=毒をもって毒を制す!