市政の動き−議会報告
【12.06.14】《ミニバス無料券》免許証自主返納者へ2年間交付。交付期間の延長を!日本共産党
「無料券が生きる力に」・・市「延長を前向きに検討」・・6月議会
知立市では、高齢者による交通事故を減少させるため、高齢者の運転免許証自主返納を奨励しています。自主返納者には、ミニバスの無料乗車券を2年間交付するなど支援措置を実施しています。しかし、無料券は2年で期限切れとなるため、「延長・更新を認めてほしい」の声が寄せられています。日本共産党は6月市議会で「延長・更新」を提案。総務部長は、「関係部署とも協議し前向きに検討する」と答弁。実現の見通しを表明しました。
「無料券、生きている間は交付してほしい」
免許証を返納したある高齢者(89歳)は、「ミニバスの無料券が市から届いたときは、自分のことが認められた思いでとてもうれしかった。しかし、昨年10月で期限が切れ(写真)、さびしい限りです。ほとんど出かけませんが、無料券があることが支えです。生きている間は継続してほしい」と、切々と訴えています。
知立市のミニバス乗車券交付事業は、平成21年10月1日以降に自主返納した市民を対象に実施。
運転免許証返納者半数が75歳未満!
交付実績は23年度末で178件(表1)ですが、70〜74歳が最も多く、65〜69歳を含めると75歳未満が53・3%を占めています。この年代の高齢者は、健康づくりや地域のコミュニティー活動などで、まだまだ力を発揮してほしい方々です。マイカーに頼らず、社会生活を送る高齢者にとって、無料券の更新・延長は切実な願いです。
※ミニバスの有効利用を
ミニバスの運行経費は料金収入を除いてすべて市負担。大勢の方に利用してもらうことがネライ、無料券発行の継続が急がれます。
こえ! ミニバス無料券「高齢者全体に広げて」
ワンコインで乗れるミニバスは市民から好評で、よく利用されています。利用者からは厳しい台所事情もあり、「せめて75歳を超えたら無料にしてほしい」との声が寄せられています。刈谷・碧南市の巡回バスは無料です。知立市では現在、障がい者と付き添い者及び小学生までは無料です。免許返納者の奥さんには無料券は交付されません。高齢者のミニバス無料化に向けた本格的対応が必要です。
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