市政の動き−議会報告
【12.07.18】《通学路の交通安全》登校中の相次ぐ重大事故!知立市の安全対策は大丈夫か?
縦割りやめ、関係部署の連携で通学路の安全対策を!
今年4月に千葉県館山市、京都府亀岡市、岡崎市で集団登校中の児童の列に車が突っ込むという重大事故が相次いで発生しました。日本共産党は6月議会で、交通安全対策を所管する安心安全課、通学路を所管する教育委員会、道路管理の土木課が縦割りを排し、3者が連携して有効な対策を実施するよう強く要求。林市長は、「貴重な提案。一度検討してみたい」と答弁しました。
通学班の集合場所示す旗等の設置を!
通学路の安全確保は、歩車道分離が有効です。しかし、市内通学路のほとんどが狭い生活道路であり、歩車道分離の見通しが立たないのが現状です。通学路の安全確保は、こうした状況を前提に有効な対策を講ずることが必要です。
知立小学校の安心安全隊の総会では、通学班の集合場所を車の運転者に分かり易く示す旗や看板設置の要望が出されました。重要な対策です。日本共産党の質問に対し教育長は、「子どもたちの安全を守るために有効ならば検討したい」と答弁しました。
また、登下校中の事故では中学生の自転車によるものが多く(表)、自転車通学のルールや事故に会わないための啓発が必要です。
学校周辺道路のカラー化の促進を!
国土交通省は歩行空間を確保するため、車道幅員を狭くすること、路側帯のカラー化等が有効としています。知立市でもこの対策が実施されていますが、通学路ではまだ一部です。児童・生徒が集まってくる学校周辺の道路の安全対策は急務です。
日本共産党は、学校周辺道路のカラー化の促進を要求。「費用がかかり、たやすくできない」(担当部長)との消極的な答弁は残念です。
脱原発:「脱原発をめざす首長会議」知立市も参加を「7.16さよなら原発に集会」17万人が参加
林市長=勉強会に参加を表明
福島第1原発の事故を受け、今年4月28日に「脱原発をめざす首長会議」が、桜井勝延南相馬市長など15人の市長の呼びかけで設立されました。会は原発の「安全神話は崩壊した・・・首長自らにの責任で脱原発、再生可能エネルギー」への転換をめざす目的で設立しました。
日本共産党は6月議会で、平和市長会に参加している林市長に対し、原爆も原発も放射能は同じであり、「脱原発をめざす首長会議」への参加を求めました。林市長は「会」への加入表明はしませんでしたが、「会」主催の勉強会への参加を表明しました。