市政の動き−議会報告

【12.08.09】《震災がれき》試験焼却「実施せず」。知立市長が愛知県に回答

 「被災地での焼却にメド立った」クリーンセンターへの受け入れ必要なし!

 知立市は、8月10日回答期限の「災害廃棄物の試験焼却」の意向調査について、「実施しない」と愛知県に回答しました。市の見解は8月6日の市議会各派代表者会議で明らかにされたもので、「災害廃棄物のうち可燃物は広域処理の目処が立った」として、「試験焼却を実施する意義が不明確であり、市民の理解を得ることが困難」と判断。刈谷知立環境組合(クリーンセンター)を共同運営する刈谷市・知立市の意思として、「実施しない」と表明しました。

 碧海5市で共同歩調

震災がれき受け入れの件について担当部長は、最終処分場候補地の中部電力碧南火力発電所を持つ碧南市を含め、碧海5市及び西三河9市で協議した経過を報告。「西尾市は白紙回答の方向だが、西尾市以外は『受け入れない』ことで一致した」と表明しました。

 焼却灰の保管困難!

試験焼却した場合に発生する焼却灰について、保管方法や保管場所・期間などについて、具体的な方針は全く示されておりません。「クリーンセンター施設内には、焼却灰を保管する場所がない」うえ、「周辺住民の理解と合意を得ることは困難」(関係者)という実態です。
 しかも、焼却時に放射性物質が大気中に飛散しないよう設置されるバックフィルターについて、担当部長は「もしフィルターに放射能が付着した場合どのように対応するのか、課題が大きい」と表明。科学的解明の必要性を強調しました。

 復興支援を継続!

 知立市は、「被災地への人的・物的支援を継続する」と表明。今年度は7月20〜22日、8月3〜5日に延べ65人のボランティアを派遣しています。

 こえ!マッサージチェアがこわれた・・4台が1台に!(老人福祉センター)

  ※寄付でなく市が購入・設置を!
 老人福祉センター(福祉体育館内)利用者から、「教養・娯楽室のマッサージチェアがこわれ、以前は4台あったものが1台になってしまった。何とか増やしてほしい」との声が寄せられました。センターに設置されたマッサージチェアは、市が購入したものではなく市民が寄付したもの。家庭で一定期間使用したものだけに、故障や修理不能で現在はたったの1台です。センター職員は、「とても人気が高く1日中利用者が絶えない」と話しており、市の責任で増設することが必要です。
 また、フットマッサージ器3台(寄付)のうち教養・娯楽室には1台のみ。「せめてもう1台ほしい」と要望が広がっています。市は寄付に頼るだけでなく、利用者サービスを充実し、期待に応えるべきです。

   =時事まんが=3人4脚・・障害レース

 

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