市政の動き−議会報告
【12.11.02】《生産緑地》市街化区域内の[緑] の保全を!30年営農だが20年で40.5%減!
公園緑地や市民農園など市の積極的対応を!日本共産党が提案。
知立市都市計画審議会が10月26日開催され、生産緑地地区9ヶ所(面積1.1ha)の変更が提案されました。農業の主たる従事者の故障(病気等)及び区画整理の仮換地指定の変更に伴い生産緑地地区から除外するものです。生産緑地制度は平成4年に発足。30年間の営農を条件に市内55・1haを生産緑地地区に指定しました。20年経過した今日、生産緑地は40・5%減少し、32・8ha(左表参照)となりました。日本共産党は、法の目的である「良好な都市環境の形成」のため、必要なものは市が買取り市民農園などに活用すべきと提案しました。
[茶野ふれあい広場]市が生産緑地買取り。
生産緑地において農業を継続できなくなった場合は、知立市が生産緑地を買取る第一儀的権利をもっています。しかし、市が今日まで買取った件数は4件のみ。ほとんどが住宅地として宅地化され、「良好な都市環境の形成」とはほど遠い対応になっています。
その中でも茶野ふれあい広場(新林町)は、緑地保全として貴重な買取事例です。
鉄道高架仮線の代替地に買取を検討。
生産緑地買取りの今後の方針について、担当部長は「鉄道高架の代替地として買収を検討」と答弁しました。
市は財政難で市有地の売却を計画する一方で、代替地として買取りを検討することは大きな矛盾です。
都市緑化の推進を!
生産緑地は、公共施設の敷地として適している500㎡以上の農地を対象に指定されています。従って法は、解除された生産緑地を公園等の公共施設として活用することを求めています。市は、積極的対応を検討すべきです。
牛田地区・・「農地改良」名目に残土の山を放置!
残土運搬で農道破損[八橋]
牛田町東裏地区の農地(写真上、2528㎡)は、農地改良期間(10年12月31日)終了後も残土置き場として長年放置されてきました。日本共産党は9月議会で改善を要求。「9月までに水田に復元」(担当部長)と答弁しましたが、やっと復元作業が始まりました。
八橋町東畑地区は水田に復元されましたが、残土の運搬で農道が破損(写真左)され、いまも放置されたままでさす。早期改善が必要です。
=時事まんが=復興予算:白アリかじり虫大繁殖!