市政の動き−議会報告
【12.11.14】《提案》町内公民館建設費全額を知立市負担に[日本共産党]
町内公民館は住民自治の拠点施設。建設費の2/3、2千万円補助では!
知立市には31の町内会(自治区)があり、内20の町内会では自前の町内公民館を設置し、日常的な地域活動に活用しています。今年度は、八橋町と宝町で町内公民館が建設されていますが、問題は、公民館の建設費は地元町内会が負担し、市が一定額を補助する制度になっていることです。日本共産党市議団は、住民自治の拠点施設である町内公民館について、地元負担なし、全額市費で建設するよう9月市議会で提案。市当局は「調査・検討する」と答弁しました。
町内公民館の建設、地元負担は時代錯誤!
知立市の町内公民館建設の補助制度は、37年前の昭和50年度にスタート。時代の変化にあわせ徐々に補助率を引き上げ、現在では建設費の2/3、限度額2千万円を補助しています。しかし、町内会として相当な自己財源が必要となることから、当該住民に建設寄付を募るケースも生まれています。
「まちづくり基本条例」にふさわしい見直しを!
知立市まちづくり基本条例では、「市民が主体的にまちづくりに取り組むことが大切」とした上で、「市はコミュニティの自主性、自立性を尊重し、その活動を支援しなければなりません」と明記しています。知立市のまちづくりの理念を定めた「基本条例」に沿って、コミュニティ活動の拠点施設を知立市の責任で整備することが求められています。
刈谷市では・・22自治区のすべてに 市が「市民館」を建設。
刈谷市は、22の自治区のすべてに市の責任で「市民館」が設置され、鉄筋2階建ての20館には、高齢者対策としてすべてエレベーターが設置されています。地域ごとに市民館運営委員会を設置し管理を委託(委託料年100万円程度)。地域の自主運営にゆだねているのが大きな特徴です。
町内集会所建設に刈谷は3/4を補助
「市民館」の他に、町内集会所が33か所あります。集会所は町内会が設置・管理しますが、市の補助金は建設費の3/4です。
知立市には地域公民館が2館ありますが、「市民館」に匹敵する施設がない上、集会所建設補助でも刈谷市に比べ見劣りします。
=時事まんが=太陽の党