市政の動き−議会報告

【12.12.14】《鉄道高架》 「名鉄受託工事[514億円]の入札公開を」知立市議会が[意見書決議]を採択[12月議会]

  情報公開というが・・名鉄への「要望書」提出を約束:選挙後は腰引ける林市長!

 知立市議会は4日、鉄道高架事業の名鉄受託工事について、透明性の確保を求める意見書案と決議案を全会一致で可決。意見書は愛知県に、決議は名鉄に提出することになりました。名鉄受託工事の透明性確保は知立市の懸案事項であり、林市長も「市長任期中(12月23日)に名鉄に要望書を提出する」と答弁(9月議会)していました。しかし、選挙後の12月議会では態度を一変させ、「事業推進が重要」として、「要望書提出」に消極的姿勢を表明。市議会との対応の違いが明確になりました。  

 市議会代表が県・名鉄に直接交渉へ。

 可決された意見書、決議では「工事協定で県と名鉄が相互に協力して公正性と透明性に努める」と明記。「名鉄が民間企業であることを理由に、業者選定の過程が公開されず、透明性確保には程遠い」と指摘しています。「特殊な工事を除く土木、建築工事は競争入札にすべき」として、入札結果を含む契約過程を全面公開するよう強く求めています。
 市議会の正副議長、知立駅周辺整備特別委員会の正副委員長が、年内に愛知県及び名鉄に直接出向いて、意見書・決議を手渡す予定です。

 鉄道工事の情報公開・・名鉄の最低限の責務。

 鉄道高架事業の総事業費は615億円で知立市負担は107億円。名鉄受託工事費は514億円で、鉄道高架事業の総事業費の84%にあたります。巨額の税金を投入してもその使途が公開されないのは密室政治そのものです。
 林市長は、従来から「巨大なブラックボックスは許せない」と表明。9月議会では入札情報公開のため、「名鉄に要望書を提出する」と約束しました。
しかし、市長選挙後の12月市議会では、日本共産党の質問に、「要望書提出は名鉄の心証を害す」との立場から、「提出時期を慎重に検討したい」とトーンダウン。「誠実・着実」の市長公約を踏みにじる答弁に議場から批判の声が。

 ぜひ!ブラックボックス解消へ・・名鉄丸投げやめよ!

橋脚、橋桁など県が直接発注を!=日本共産党市議団が提案=

名鉄が民間会社を理由に、入札情報の公開を拒否するならば、税金の使途を公開する地方自治体の当然の責任を果たすため、名鉄への工事丸投げをやめるべきです。橋脚、橋桁、駅舎などの土木建築工事は、事業主体である愛知県の発注に変更すれば、入札情報は公開されます。名鉄の発注は、軌道、電気、通信、信号などの特殊工事に限定すべきです。12月市議会での日本共産党の提案に対して市当局は、「現在、国でも検討されている手法であり、県にも要望したい」と答弁。早急な対応が求められています。

   =時事まんが=党の別称な〜に!

 

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