市政の動き−議会報告

【13.01.18】《宅配給食》現行1社から、2社体制へ複数業者でサービス拡大へ。

  知立市が13年4から試行的実施へ・「願い届いた」利用者のこえ

 食べることは、生きる基本です。食生活の乱れは生活全般の乱れに直結し、健康への悪影響ともなります。高齢化が進展するなか、一人暮らしの高齢者に対する宅配給食サービスの重要性が益々高まっています。日本共産党は以前から宅配給食の充実を求め、年間通じての実施を実現しました。市は12月議会で、「13年4月から複数業者によるサービス実施」を表明しました。

  高齢者の在宅支援・・宅配給食サービス

   知立市では65歳以上の1人暮らしの方、または高齢者のみの世帯で調理困難な市民を対象に、食事を自宅に届ける「宅配給食サービス」を毎日実施しています。昼食または夕食のいずれかを希望により週7回まで届ける制度です。市が1食300円を補助、個人負担は300円です。
 このサービスは、食事の提供と同時に、高齢者世帯の安否確認を兼ねています。弁当の受け渡しの際、本人の様子をみて、異常があればすぐ通報します。少子高齢化が加速し、知立の高齢化率も増加する中、宅配給食は市民に歓迎され利用者は年々増えているのが現状です(左上表)。     

  新規業者の参入で選択できる給食に。

 現在、宅配業者は1社のみです。市はさらなるサービスの充実のため、4月から2社体制へむけ新規事業者の公募を実施。公募の条件は、年間365日営業可能で調理は知立市内で行うことです。公募に対し応募は1社のみで、審査の結果、「(株)ハッピーライフまごころ弁当・知立店」に決定しました。

  4月〜10月までは新規申込み者を対象。

   新たに参入する「(株)ハッピーライフまごころ弁当」は全国チェーンで知立店は東上重原地内です。宅配開始は4月からで、6ヶ月間は自由競争ではなく、新たな宅配給食の申請者のみを対象にし、その後は順次選択制となる予定です。 自由競争も必要ですが、長年にわたって配食サービスを実施し、先駆的役割を果たした現行業者の意見聴取や住み分けの検討も重要課題です。12年度の高齢者の1人世帯は1239、2人世帯は381で、年々80世帯ほど増加しています。今後もその傾向は続くと予想され、今以上に宅配給食の充実が必要です。
 安城市では昼間1人で過ごす高齢者も対象で、安否確認も含め家族からも喜ばれています。知立市でも参考にし積極的に推進すべきです。

 

  =弁護士による無料法律相談=

◎毎週土曜日午前10〜12時(一人30分まで)
◎場所・・日本共産党知立事務所
◎お申し込みは市会議員まで  

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