市政の動き−議会報告

【13.03.07】《新中央子育て支援センター・・ 15年度開所に向け 実施設計費2044万円余計上(3月市議会)

  14年度:中央保育園を解体→建設:発達障害・肢体不自由児の療育事業も実施

中央保育園は、存続を願う地域の方々の意見を押し切って、11年3月議会で廃止条例が賛成多数(反対は共産党など6名)で可決。13年度末に廃園となります。跡地には、新中央子育て支援センターを建設し、障がい児の療育事業もあわせて実施する計画です。市はそのため、13年度予算で実施設計委託費2044万円を計上しました。

 子育て支援センターの拠点・・3階構想を2階建てに

  市は、12年度で新中央子育て支援センターの基本設計を委託。13年度は実施設計を作成、2044万円余を予算計上しました。開所予定は15年度です。新中央子育て支援センターは、市内の3センターの拠点施設に位置づけられます。
 基本設計では、従来3階建て構想だったものを2階建てに、また、鉄筋コンクリート造を鉄骨造へ変更。この変更について市は、「解体と建設を1年間で行うため、工期が短く、しかもより安価にできる工法を選択した」と説明。しかし、耐用年数は60年から40年に短くなります。

 建設運営委員会で審議:利用者・専門家の目線で

市は、建設に向けて「新中央子育て支援センター建設運営委員会」を設置。運営委員はこれまで療育事業に携わってきた親の会、保育士、保健師、臨床心理士や既存の子育て支援センター職員など13名です。12年度は8回の審議及び、日進市の施設見学を実施。利用者、専門家の目線で、将来を見据えた施設(運営)となることが期待されます。

 療育事業は「親子通所」が基本か、対象年齢は・・

 療育事業などの詳細は、今後、建設運営委員会で継続的に審議されます。現在、南児童センターで実施している療育事業「ひまわり」は、約30名の子どもが親同伴で利用しています。年度前半は週3回、利用者が増える後半は週2回の利用となっています。新中央子育て支援センター2階は、専用施設であり、充実した事業内容が期待されます。新規事業となる肢体不自由児の支援事業は、10名ほど見込まれます。
 今後は、障がいのある子を持つ親を支える観点から、通所対象年齢や、自立の第一歩として一定時間、親子を分離して運営する方法についても検討することが求められます。

    =上重原保育園駐車場=

 

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