市政の動き−議会報告
【13.03.14】《民間住宅耐震計画》耐震化率15年度に90%目標だが木造住宅は64%、すすまぬ耐震改修。
耐震改修促進は待ったなし、補助の増額を提案〔日本共産党〕
知立市は2013年度一般会計で、民間住宅の耐震改修関連予算6456万円(対前年度比934万円増)を計上しました。阪神・淡路大震災では死者の9割が住宅等の倒壊による圧死であり、住宅の耐震化促進の増額予算は評価できます。しかし、毎年の予算を大幅に残しているのが実態です。日本共産党は3月議会で、耐震化が大幅に遅れている木造住宅の補助を増額すべきと提案しました。市は補助の増額を検討すると答弁しました。
耐震診断の結果危険な住宅が約96%!
知立市は1981年5月以前に建築の民間木造住宅を対象に、02年度から1764棟の無料耐震診断(表①)を実施しました。結果は、「やや危険」「倒壊の危険」のある家屋が約96%を占めています。03年度から耐震改修補助事業を実施していますが、補助を受け改修した住宅は162棟にとどまっています。
市目標は15年度まで耐震率90%と定めている。日本共産党は、「残り3年間でどう促進するのか」と質しました。林市長は「啓発が大切」と答弁。担当部長は「高齢者が多く、多額の費用がかかり困難」と答弁しました。
予算執行率43%、改修補助の増額を!
住宅の耐震改修関連予算及び執行状況を見ると、大幅に予算を残す状況です。ここ6年間(表②)では、10年度の執行率は21・1%ともっとも低く、平均でも42・66%です。
日本共産党は、予算を残す実態を改め、木造住宅の補助額(100万円)を増額するよう強く要求。市は「13年度は現状でいくが、補助増額について検討したい」(副市長)と答弁しました
マッサージチェア1台を老人福祉センターに設置。
ささやかな声が届きました
13年度予算に、老人福祉センターへマッサージチェアを1台を設置する予算12万円が計上されました。センター利用者から、「かって4台あったマッサージチェア(寄付されたもの)が壊れて、1台になってしまった。何とかして欲しい」との声が上がっていました。日本共産党が昨年9月議会で要求し、市が設置を約束していたものです。
=もやいこフェスティバル=開催
もやいこハウス周辺&知立東小学校