市政の動き−議会報告

【13.05.27】《鉄道高架》三河知立駅の移設案〔竜北中付近平面駅〕県・市・名鉄で基本的合意へ。

 市の負担軽減たった4千万円!駅移転の市民合意は「これから」。

 知立市は三河知立駅について、県・市・名鉄の3者協議の結果、「竜北中学校周辺に移設することで基本的に合意した」として、5月21日の知立駅周辺整備特別委員会で報告しました。移設駅は平面構造で、知立駅から新駅までは複線化するというもの。市は6月市議会で調査費を予算化し住民説明に対応する方針です。駅移設に伴う総事業費削減額は4億円、知立市の減額は新駅の駅前広場整備費などを差し引くと、たったの4千万円。市当局も「削減額が小さく、駅移転の根拠には不十分」と表明。  

 新駅までは複線化・・線増分は本来鉄道負担。

   三河知立駅は鉄道高架事業によって、レール高が地上11mの高架駅になる計画ですが、事業費削減のため平面駅への移設が検討されてきました。しかし、今回の合意案での削減額は4億円、都市側の軽減額は7億円に過ぎません。
 本来なら、複線化による線増分は鉄道側負担が原則(国の細目要綱)です。しかし、今回は線増部分(用地費、工事費を含む)を「都市側と鉄道側で折半」しており、鉄道負担が軽減され、都市側負担が重くなる内容です。
 日本共産党は特別委員会で、「国の要綱に沿って鉄道負担を強化すべき」と当局の姿勢を質しました。担当者は「鉄道高架事業で駅の移転は全国で例のないこと」、「3者協議の結果折半で合意した」と答弁。

 駅移設関連の工事費:市・市議会にも非公開!

三河線の複線化による事業費の増加額はどの程度になるのか。増加分を鉄道側が負担すれば、都市側の削減額はいくらになるのか、十分吟味すべきです。しかし、市は「詳細な数字を県・名鉄から知らされていない。だから議会にも提示できない」と。まったくお粗末な対応といわざるを得ません。

  新駅・・駅前広場新設と接続道路整備は市負担というが

 

   =高木まんが=ご乱心の矢

 

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