市政の動き−議会報告

【13.06.25】《三河知立駅》駅移設で市負担減4千万円・・複線(線増)は「名鉄負担が原則」

 なぜ!都市側と名鉄側が「折半」で合意・・6月議会で問題点追及(日本共産党)

   三河知立駅移設の最大の目的は、高架駅構造の現計画を平面駅に変更することによる事業費の大幅削減です。市の答弁では、駅移設に伴う事業費削減額は4億円で、知立の負担減は1・5億円というもの(表1)。市はさらに新駅関連施設整備に1・1億円投入する(表2)ため、実質4千万円の減です。削減額がわずかになった最大の要因は、駅を900m豊田側へ移設し知立駅と新駅間を複線化する鉄道側負担が3億円増にとどまったことです。日本共産党は6月市議会で問題点を質しました。

 名鉄負担は3億円増の9・2億円(13・9%)

   国土交通省と鉄道側が合意している「連続立体交差化に関する細目要綱」では、単線を複線にする場合の線増部分は鉄道側負担であると明記しています。従って、知立駅と三河知立駅間(500m)及び、三河知立駅と新駅(900m)の全区間(1400m)の複線化部分(用地費、工事費)は鉄道側負担が原則です。
 しかし、県・市・名鉄の3者協議では、線増部分を都市側と鉄道側で折半することで合意。「連続立体交差事業で営業駅を移設した例がない」「駅移設で運行機能と現行ダイヤを確保できない」ことを折半の理由にしていますが、機能低下の具体的な解明はありません。
 また、知立駅と三河知立駅間の複線化は、駅移設で線増区間になり、三者協議の「折半区間」です。しかし、この区間を線増から除外し、名鉄負担軽減は大問題です。
 日本共産党は、知立駅と三河知立駅(500m)除外の根拠を追及。担当部長は、「3者協議で議論されたかどうかわからない」、「今後の検討課題として議論したい」と答弁。
中心課題が欠落しています。

 新駅・・予定

 

  =たかぎ漫画=

 

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