市政の動き−議会報告
【13.07.12】《ウオーターパレス》「お風呂存続を求める」陳情書提出・・組合議会は審議せず「門前払い」に!
組合議会・・議長は「審議せず」を宣言。「審議」を迫った!(日本共産党)
7月2日開会の刈谷知立環境組合議会に、「お風呂存続を求める」陳情書が提出されました。陳情書は6月28日に受理されていますが、沖野議長は、「本会議では陳情を審議しない」、「議会直前に提出された陳情は審議しない」と一方的に宣言。日本共産党の高橋けんじ・山本シモ子両議員(刈谷市議)は、「陳情を審議するのは議会の仕事。門前払いは議会の任務放棄だ」と、陳情の審議を強く迫りました。環境組合は、現在の休養施設をトレーニングジムやフィットネススタジオなどに改修するもので、お風呂は廃止する計画です。
署名500筆をこえる住民の切実な願い。
566筆の賛同署名を添えた陳情書は、
(1)温水を利用したお風呂の存続・拡充、
(2)施設内の屋外に「足湯」の設置、
(3)子どもに付き添う保護者のプール利用料を無料にするよう求めています。
また、災害対策上もお風呂の存続・充実の必要性を訴えています。日本共産党は、お風呂の存続・拡充を前提に休養施設を改善すべきだと主張しています。
なぜ?審議しないのか!
7月2日の環境組合議会は、休養施設を変更し、新たに設置されるトレーニングジムの使用料(大人1回300円)などを決める条例改正が審議されました。条例案には「浴室」は除外されており、「お風呂存続を求める」陳情と正面からぶつかるもの。だからこそ条例案と陳情を同時に審議し、可か否を明確にするのが議会の責務です。
沖野議長は陳情を審議しない理由について、
(1)陳情は委員会で審議するもの。本会議では審議しない、
(2)議会直前に提出された陳情は審議しないと表明しました。
しかし、(1)環境組合議会には委員会がありません。議長見解だと、陳情は永久に審議されないことに。また、(2)陳情の締め切り期日には特別の規定がありません。現に受理されている陳情を審議しないのは、「議会の怠慢」と批判されても反論の根拠が不十分です。
住民の声の代弁こそ議会本来の仕事では!
陳情書を提出し、議会を傍聴した市民は、「陳情を審議しない議会に怒りを感ずる」、「陳情提出は以前から事務局と相談してきたが、提出期限は一度も聞いたこたがない」と訴えています。「陳情は議長が認めたものは審議する」(会議規則)もので、積極的に審議するのがしごく当然の対応です。
これでいいのか!浴室廃止:関係企業とは事前のヒアリング。地区住民への説明はこれから!
休養施設更新の基本設計は平成22年度に、実施設計は23年度に大建設計に委託。同社は複数のスポ―ツクラブ経営企業から意見を聴取し、お風呂が廃止されました。新施設の管理運営は業者に委託されますが、業者の意向を優先する設計には疑問が残ります。日本共産党は、「ウオーターパレスが焼却場建設に伴う地域還元施設であり、何よりも関係住民の意見を優先すべき」と主張。地区住民への説明は実施されておらず、本末転倒といわざるを得ません。
全く使用されていないゲートボール場。草が生えています。
=高木まんが=選挙後、いっきにカーテン開きか。