市政の動き−議会報告
【13.09.20】《三河線豊田側》三河知立駅移設[知立駅⇔新駅間]で複線に。線増分は鉄道負担が大原則!
名鉄負担分を都市側が肩代り・・市負担は更に削減可能!(日本共産党)
9月定例会に提案の12年度知立市一般会計決算は、市税収入が111億円超ですが対前年度比0・2%の減額の厳しい内容に。決算の監査委員意見書では、今後多額な費用を要する鉄道高架事業について、「厳しい財政状況下で財源不足が懸念される」と指摘。「事業費の県・市負担割合の見直し、三河知立駅移設のさらなる負担軽減を」求めています。日本共産党市議団は9月議会で、林市長の姿勢を質しました。
駅移設:知立市の負担軽減、たったの4千万円!
三河知立駅が高架駅になる(現計画)ことから、平面駅移設で事業費削減が検討されてきました。県・市・名鉄の3者協議の結果、(1)新駅を竜北中学校南(地図)に移設し、知立駅から新駅までを複線にする。(2)駅前広場及び取り付け道路は知立市が設置する。(3)その結果、三河線(豊田側)の事業費は4億円減少(表)。知立市の減額は、1・5億円ですが駅前広場築造などで、1・1億円かかり結局たったの4千万円というもの。
なぜ?複線部の事業費・・名鉄と都市が折半!
知立市の負担軽減が4千万円(削減率2・8%)にとどまった最大の要因は、本来鉄道事業者が負担すべき費用を都市側(国・県・市)が肩代わりし、鉄道側の負担を軽減しているからです。
日本共産党は、単線を複線にする場合「線増分の費用負担は本来鉄道側負担である」ことを示し、「なぜ名鉄と都市側が折半するのか」問題点をただしました。
林市長:費用区分不明確、文書で明確化約束。
担当部長は、「線増分は名鉄負担が原則」とした上で、「駅移設は前例のないこと。ダイヤ改正を伴うため名鉄への機能回復が必要」と答弁。しかし、「折半」の理由と根拠は解明されません。
林市長は「なかなか理解しにくい。文書でより詳しく説明したい」と文書提出を約束しました。
=高木まんが=