市政の動き−議会報告
【13.09.30】《35人学級》来年度:小学校の全学年に拡大!日本共産党の提案に教育長答弁。
教職員の多忙化の解消と行き届いた教育に不可欠。
長時間勤務が常態化している教職員について、文科省は各教育委員会に勤務実態の把握と超過勤務時間が月80時間、100時間を超える場合には医師の面談指導が必要と指導しています。日本共産党は9月議会で、小中学校の勤務実態を質し、多忙化を根本的に解決するため少人数学級の拡大を提案。教育長は「来年度小学校全学年で35人学級を実施したい」と答えました。
超過勤務時間の実態:80時間は過労死ライン。
9月市議会の日本共産党の質問に対し、知立市教育委員会は、今年6月の1か月間の小中学校での在校時間(出退勤時間)調査の結果を公表しました。
それによると、1か月で超過勤務時間が80時間を超えた人、ならびに100時間を超えた人の割合は表の通りです。
月80時間超えは過労死警戒ラインといわれるもので、特に中学校では80時間未満の人は37%しかいないという深刻な状況です。
80時間以上の場合は医師の面接指導が必要ですが、「本人からの要望がないため実施されていない」と答弁。しかし、100時間超などは校長から面接指導を勧めることが望ましいともされています。
小学校5、6学年に35人学級広げたい!
教職員の多忙化を解消するカギはやはり、少人数学級ではないでしょうか。日本共産党は現在小学校は4学年まで、中学校は1学年で行われている35人学級をさらに拡大すべきと提案しました。
教育長は「来年度から小学校すべての学年に拡大したい」、「来年度予算要望していく」と答弁しました。
「子どもとしっかり向き合う環境が大切」市長。
「教育長答弁」に対し林市長は、「教師が子どもとしっかり向き合うことが大切であり、少人数学級は重要」と表明。小学校全学年で実施した場合、9月現在の試算では、新規対象の小学5、6学年で加配教員は7人、全学年では13人です。ちなみに3学年以上は市負担教員で、今年度より3人増え9人となる見込みです。
=高木まんが=あの暗黒時代に