市政の動き−議会報告

【13.10.25】《9月議会》私学助成拡充の陳情を可決:国・県に意見書を提出

 私立高校生の父母負担軽減:学費の公私格差是正を!

 9月市議会に、私学をよくする愛知父母懇談会(代表伊藤雅弘氏)から「私立高校生の父母負担を軽減し、学費の公私格差を是正するために市町村独自の授業料助成の拡大を求める陳情書」及び、国と愛知県それぞれに「私学助成の拡充に関する意見書の提出を求める陳情書」が提出されました。知立市議会は全会一致で3つの陳情を可決。国と愛知県に意見書を提出しました。知立市は陳情可決を受け、市独自の私学授業料助成の拡大に真しに対応すべきです。

 3人に1人が私学に、最大50万円の格差!

 陳情では、「愛知県で高校生の3人に1人が私学で学んでおり、『公教育』としての重要な役割をになっている」こと。「10年度から公立高校の授業料が無償化され、私立高校生にも公立授業料とほぼ同額の『就学支援金』が支給されたが、私学は最大50万円の学費負担が残る」と指摘。「過重な学費負担のため退学・滞納する生徒が増加している現状のもとで『学校選択の自由』『教育の機会均等』を著しく損なっている」と主張。国・県・市に私学助成の拡充を求めています。

 知立市は年1万2千円:陳情に真しな対応を!

   知立市の私学助成は、年額1万2千円(上表)です。2012年度決算では379人が、約452万円の助成を受けました。豊田市並みの1万5千円に増額しても114万円、刈谷市並みの1万8千円にしても228万円の増額予算で対応できます。
 知立市は、陳情可決を真しに受止め増額を決断すべきです。

 安城市:高校生の入院無料に、来年4月実施。西三河初!

   安城市の9月議会一般質問で、日本共産党は高校生までの医療費無料化拡大を提案。市は保護者の経済的負担が大きい入院について、「2014年度から高校生まで無料化を実施する」と答弁しました。
 安城市の神谷学市長は、2011年の市長選挙で高校生までの医療費無料化拡大を公約の目玉にして当選。なかなか実現されませんでしたが、今回、西三河地域で初めて実施されます。今後、近隣各市の動向が注目されます。知立市でも実施に向け、具体的に検討すべきです。年680万円で可能です。

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