市政の動き−議会報告

【14.01.17】《障害者の居場所》けやきの家“新春の集い”でも養護学校卒業後の進路に不安の声!

 安城養護学校だけで今後3年間26人の生徒が卒業見込み。

去る1月11日、けやきの家新春の集い「成人を祝う会」が盛大に開催されました。2名の新成人をお祝いすると同時に、法人化20周年の「けやき」の活動に大いなる期待が寄せられました。配布資料によれば安城養護学校の卒業生は、今後3年間で26人、その後も下表の通り続きます。障害者の居場所確保が大きな課題となっています。  

 生活介護が必要な生徒(5割以上)の受皿は!

  「けやき」の仲間たちは施設全体で73名、内訳は左表の通りです。そのうち生活介護が必要な仲間は38名となっています。今後の養護学校卒業生も生活介護が必要と見込まれる人が5割以上であり、その受け皿の不足が問題です。

 知立では施設不足・・・他市の施設を利用。

 知立市で生活介護の利用者は12年度79人、「けやき」以外の市外施設を40名ほど利用しています。しかし、他市も施設不足で、自市在住の方を優先しており、市内の施設拡充の課題は切羽詰っているといえます。次期知立市福祉計画に、しっかり取り入れることが必要です。

  重症心身障害(児)者の入所施設:県下390床 ⇒ 15年度中に630床

人口1万人比のベッド数全国平均1・58、愛知県は0・51→ 0・84でやっと全国44位
重度の知的障害と肢体不自由が重複している児童(者)の場合、在宅支援のみでは限界で入所施設の増設が切望されています。愛知県下の入所施設(ベッド数)は人口比で現在全国最低です。 県は15年度中にはあと240床増やす計画です。西三河では岡崎市にある第2青い鳥学園の移転にあわせ、90床の新設計画を発表、おおいに期待されます。それでも全国44位という実態。県は「確かに少ないが、施設福祉から地域福祉へ」が方向としています。しかし、親の高齢化の中、果たして対応できるのでしょうか。  

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