市政の動き−議会報告

【14.03.20】《3月市議会》高齢者タクシー助成で外出支援の充実を・・日本共産党

 「ミニバスのバス停まで歩けなくなった」タクシー券要望の声!

知立市も高齢化は徐々に進み17・8%となり、後期高齢者(75歳以上)の率も上がっています。高齢者の外出支援は重要課題となっており、「刈谷市のような高齢者を対象にしたタクシー券支給事業を知立でもやってほしい」との声が寄せられています。日本共産党は3月議会で、刈谷市の制度を紹介しながら知立市でも実施するよう強く求めました。

 知立市は要介護者リフト付タクシー助成のみ!

  知立市には高齢者外出支援事業として、介護タクシー助成制度があります。対象者は65歳以上で要支援1以上、ただし一般の交通機関(タクシーを含む)を利用するのが困難な方に対し、リフト付タクシーを利用した場合、1回3千円まで、年間36回まで助成するものです。
 つまり、要介護1以上で歩行困難でも、リフト付タクシーまでは必要ないというレベルの人は利用できません。別に、障害者タクシー助成制度がありますが、身体障害者手帳3級以上等がなければ利用できません。
 「これまでミニバスを利用していたが今はそのバス停まで歩けない」という高齢者にとっては深刻な事態です。

 刈谷市で喜ばれる高齢者タクシー助成。

刈谷市ではそんな場合に利用できる、高齢者タクシー助成制度を行っています。実に的を射た施策です。具体的には、対象者を介護保険の要支援2以上とし、歩行に介助が必要な人で、月3枚、年間36枚の初乗りタクシー券を支給します。知立から刈谷市へ引っ越した方が「刈谷にはこんなにいい制度があってうれしい。自分で病院へ行ける」と喜びの声を伝えてきました。
 日本共産党は3月議会で「知立でもぜひ高齢者タクシーを」「県下19自治体で実施している」と提案しました。しかし、市は「考えていない」と答弁。そして「ドラボラを利用してください」と繰り返しました。

 市が利用をすすめる「ドラボラ」とは?

 市がすすめる「ドラボラ」とはドライブ・ボランティのこと。どのように利用したらよいのでしょう。多くの市民は分りません。
 実施しているのは社会福祉協議会(福祉の里八ッ田)。社協で保有する自動車で空いている車(3〜4台)を利用するもので、運転はボランティア登録者(14名)が行います。利用できる対象者は、◇外出困難と認められた人(ほとんど介護認定を受けた人が利用)。
◇身近な在宅介護支援センターのケアマネさんを通じて、社会福祉協議会へ登録申請が必要です。
◇社会福祉協議会が必要と認めれば「登録」が完了します。
◇登録した人は、ドラボラ利用の希望日を毎月ケアマネさんを通じて申し込みます。車が空いていな い時は時間や日程の変更、調整が行われます。
◇利用できるのは土曜、日曜日を除き月2回まで。利用は往きのみ、利用料は1回200円です。
 12年度の利用実績は545件。1日平均2〜3件の利用があったとのことです。

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