市政の動き−議会報告

【14.03.20】《これでいいのか》第5期介護保険計画:特養ホームまたも見送り!

 H27年7月開所予定がH28年度に延伸!

 知立市第5期介護保険事業計画(12年度〜14年度)では、特別養護老人ホーム60床を計画し、事業者及び建設予定地を決定しました。しかし、愛知県の補助金が交付されないため計画延伸の実態が明らかになりました。市は昨年12月市議会で日本共産党の質問に、「H26年度中に建設に着手し、H27年7月頃に開所」と答弁。しかし、開催中の3月議会では、県補助金が受けられず更に計画が延伸することが明らかになりました。日本共産党は、市の姿勢を厳しくただしました。

 待機者のべ267人・・更なる延伸は大問題

   現在、市内の特別養護老人ホーム待機者数は、ビィラトピア知立100人、ほほえみの里116人、小規模特養ビィラトピア知立51人で合計266人です。重複して申し込みをしている場合もあり、実数はもっと少くなくなりますが待機者の立場に立てば、特養ホーム60床の更なる延伸は大問題です。
 計画延伸について、市は議会にも報告せず、市議会で問われて初めて真相が明らかになったもので、市の体質が問われます

 計画先送りは愛知県の背信行為!

   市は「県への補助金申請は、11自治体で6自治体に交付される」と説明。更に「1月28日、県から市に補助金交付はダメとの連絡があった」と答弁しました。
 しかし、第5期の計画策定に当っては、愛知県と知立市が計画の調整をしており、2度にわたる補助金の不交付決定は重大な背信行為です。何のための介護保険計画なのかが厳しく問われる事態です。

 大企業優先の県政・・福祉冷遇の予算配分!

 「統計で見る都道府県のすがた2013年版」(総務省統計局)では、愛知県の財政力指数は全国2位だが、医療・福祉・教育・防災に係わる指標は47都道府県中最低水準です。2011年度の65歳以上人口10万人当たりの特養ホームのベッド数は全国44位です。一方、大村愛知県政の14年度予算は、リニア開発などの大型公共事業、自動車・航空宇宙産業などの大企業応援予算が目白押しです。これが福祉に冷たい大村県政の実態です。
 知立市は特養ホームの早期建設・早期オープンを実現するため、県の補正予算計上に向け、市長を先頭に全力を尽くし、市民の期待に応えるべきです。

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