市政の動き−議会報告

【14.04.11】《知立市で最初》東小学校で肢体不自由児の特別支援学級がスタート。

 特別支援学校は県下で9校。「通学が不便」が共通の悩み。

知立東小学校でこの4月から、市内初の肢体不自由児のための特別支援学級が開設されました。2名の1年生が通っています。重度の肢体不自由児が通う特別支援学校は愛知県下で9校。知立市の通学エリアは岡崎市本宿町にある学校で、通学に1時間以上かかるため、子どもへの負担が大き過ぎます。日本共産党は「ぜひ、市内の学校へ」との要望を議会で提案、2年がかりで実現しました。

 看護師配置で受入れ「あおば学級」を開設。

   知的、情緒障がいの子どもの特別支援学級はすべての小中学校に設置されていますが、重度の肢体不自由児の対応はありません。経管栄養、痰の吸引などが必要な子どもには医療的支援が必要です。知立市では東小学校に特別支援学級「あおば」を開設。学級担当教員にあわせ、看護師を配置して、受入れを開始しました。保護者から「本当に安心して通わせることができ、ありがたいです」と感謝の言葉が聞かれます。

 一年生の真新しい教科書で授業開始。

   4月7日入学式を終え、翌日からさっそく授業開始です。中島まき子議員は、特別支援学級「あおば」の授業風景を見学しました。この日は授業初日でもあり、2名の子どもは保護者に付きそわれて、「こくご」の勉強をしていました。担当教員の言葉がけを、どこまで聞き取ることができるのか、どのような反応を示すことができるのか、真剣なまなざしでみんなが注目していました。保護者の声かけもあり、子どもたちは落ち着いた雰囲気の中で授業を受けることができ、声を出したり、笑顔を見せたりしていました。

 年間行事なども、全校生徒と合わせて。

授業カリキュラムや学校行事なども、他の1年生と同じように進められる予定です。毎月実施の避難訓練は教室からテラスへ直接出たりするため、出入り口のスロープ工事も計画されています。学校長は「初めての取り組みで試行錯誤です」「今後、刈谷市や岡崎特別支援学校の取り組みを学んでいきたい」と意欲的です。

        =高木まんが=また、おちょクリッ句

 

  =訂正し、お詫びします=

 先週号で、高齢者サロン補助金の表中、月2回4万円とあるのは、5万円の間違いでした。

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