市政の動き−議会報告

【14.05.07】《特 養ホーム》増え続ける入所待機者:愛知県内10年で2倍に!

理由は!建設補助金が激減・・・知立市でも2年連続見送り。

 特別養護老人ホーム(特養)の不足は深刻です。知立市内の待機者は267人(重複あり)ですが、特養の建設はすすんでいません。その上、安倍自公政権は、特養の入所対象を原則として要介護3以上に制限する介護保険法の大改悪をねらっています。介護問題は、夏の市議選の争点になっています。

 愛知の特養ホームの現状

 介護地獄、介護心中、介護離職ー介護をめぐる悲惨な状況が続いています。
 認知症の祖母の介護を経験したAさんは、「夜中に徘徊(はいかい)され、自分自身の心身に不調をきたしました」と語っています。
 

 県内の入所待機者、2万人超の集計も。

厚生労働省は3月25日、特別養護老人ホームの待機者(入所申込者)の状況を発表しました。2013年4月1日現在、愛知県内の待機者は1621人です。
 しかし、県内の社会保障関係団体や労働組合でつくる「愛知県自治体キャラバン実行委員会」の集計では、同年9月1日時点の待機者数は、2万2041人です。
 厚生省の待機者数は、グループホームや老人保健施設に入所しながら特養の空きを待っている人が除外されていることが明らかになりました。
愛知県の特養建設の補助額が大幅に減っています。2004年度に約41億円あったものが14年度は約12億円で30%に減っています。
 知立市でも介護保険事業計画で、14年度までに60床の特養ホーム建設が盛り込まれていますが、13・14年度ともに県の補助金がつかず、
2年連続で見送られました。その結果、県内の待機者数は、2001年の1万128人から2万2041人二倍増しています。

 「財源はある」・・ないのは福祉の心!

  愛知県の財政力指数は全国2位ですが、65歳以上人口10万人当りの介護老人保健施設数は全国最下位(総務省まとめ)です。
 日本共産党は、県内各地で特養ホーム増設を求めて奮闘しています。知立市でも早期建設を求めています

   =高木まんが=今日もおチョクリック

 

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
二次元バーコード
RSSフィード(更新情報)