市政の動き−議会報告

【14.09.18】《全国学力 テスト》県教委=自治体別順位は公表せず「生きる力養う中でこそ」川合教育長

 「学テ」順位偏重の教育でいいのか、 知立市での対応を質す(日本共産党)

全国学力テストが4月23日、小学6年生と中学3年生を対象に、国語と算数(数学)の基礎力と活用力とに分けて実施されました。文科省は8月25日、都道府県別に結果を公表。さらに、静岡県知事が突然、正答率が平均以上の学校長名まで公表するなど、行き過ぎではないかとの声が上がっています。日本共産党は、9月議会一般質問で知立市の対応を質しました。

 学テ対策で「間引き」「田植え」指導とは?!

全学力でテストの順位を上げるため、全国で、異常ともいえる取り組みをしている自治体が問題になっています。学校現場からは、成績の悪い子を休ませる「間引き」や、正解を指で指示する「田植え」が広く行われている実態が報告されています。沖縄県教委は昨年最下位だった小学校の算数を上げるため、上位成績の学校長名を発表、学テ対策の補習、学校行事、4月実施の家庭訪問の見直しを通知しました。いずれも、テスト対策に奔走、まさに競争地獄です。これらについて、川合教育長は「愛知県はそのような通知は一切なかった」「順位公表の方針はない」と述べ、「よい数字を取るために奔走する教育は問題」「成績の悪い子を欠席させたり、正解を指示したりするのは問題」と答弁しました。

 知立市では「中学で正答率が上がる傾向」と

知立市の子どもたちの学力テストの結果について、教育長は「小学校では正答率は低いが、中学で良くなっている。小学校教育で生きる力を養うことに力を入れていることの成果では」と評価。今後、分析して指導の在り方など研究すると答弁しました。

 35人学級の拡大、優先度は高い=林市長=

全国で毎年順位の高い秋田県、福井県など少人数学級を先進的に推進しています。知立市における35人学級は小学校では4年生で止っています。「ぜひ、拡大すべき」との提案に、教育長は「財政のこともあるが、来年度5年生に拡大要望している」と答弁しました。林市長は、子育て支援にはいろいろあるが、35人学級の拡大は優先順位は高い」と表明しました。

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