市政の動き−議会報告
【14.09.29】《学童保育条例化》一人当たり面積、国基準は1.65�屐ΑΣ峪魁�0.98�屐法ν莊淹�児童ク（1.09�屐砲料甦�拡充を。
保育時間、利用料徴収、指導員資格など現行水準低下は大問題
児童福祉法の改正に伴い、学童保育の設備及び運営に関する条例化（平成27年4月施行）が市町村に義務付けられました。知立市は９月市議会に条例案を提出。提案された条例は、国が示した最低基準にもとづくもので、基準達成の猶予期間は平成32年度です。知立市実施の学童保育の水準を下回る内容があり、大問題です。日本共産党は本会議及び市民福祉委員会で問題点を指摘し、改善を求めました。
花山児童クラブの施設、早期に整備したい
条例では、学童保育（放課後児童クラブ）の1単位の定員を40人に定め、一人当たりの面積を１・65㎡としています。知立市の学童保育所で両方の基準を満たしているのは７クラブ中５クラブ。花山児童クラブは０・99㎡、来迎寺児童クラブ1・09㎡と基準を大きく下回っています。
日本共産党は、猶予期間である平成32年度を待たず、花山及び来迎寺児童クラブの早急な施設整備を要求。担当部長は、「できるだけ早く整備したい」、「施設は、子どもたちの安全確保のため、学校敷地内とし、既に教育委員会と協議をしている」、「施設面積は各65㎡で40人規模」と答弁しました。
可能なところから５、６年受入れを
児童福祉法では、学童保育の入所対象年齢をおおむね10歳までと定めているが、知立市では日本共産党の提案で、小学校４年生まで受入れ、障害がある子どもなどに限り、５年生以上の高学年を受入れてきました。今回の条例は、入所対象を「小学校に就学している児童」で昼間「保護者が労働等により家庭にいないもの」と定め、５年生以上の入所を明記しました。母子家庭の保護者などから高学年の入所を認めて欲しいと強く要望た問題です。
日本共産党は、高学年受け入れ可能な学童保育は何処か、可能な所から受け入れるべきと要求。「花山、来迎寺以外は可能」、「子ども・子育て会議で検討したい」（担当部長）と答弁しました。
条例は国基準だが、現水準を要綱で確保
条例は保育時間を「学校の授業のある日は３時間」とし、「利用料」の規定も国基準にそって盛り込みました。知立市の学童保育は授業が終わってから午後６時30分まで行い、利用料の徴収はありません。
日本共産党は、現行水準を下回る条例は問題と指摘。市は、「民間参入に対応するため」、「公立の学童保育は要綱で現在の水準を維持する」（担当部長）と答弁しました。
また、知立市では、指導に当る児童厚生員は保育士及び教員資格保有者に限定しています。しかし、条例は資格がなくとも可能としており問題と指摘。「児童厚生員の資格を下げることは考えていない」（担当部長）と答弁しました。
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