市政の動き−議会報告

【14.10.09】《9月議会》「(仮)手話言語法」制定求める陳情:全会一致で採択、早期に法制定を。

 陳情代表者が手話で趣旨説明(市民福祉委員会)

 9月市議会に、知立市聴覚障害者協会(会長 中嶋宇月)より、国に「(仮)手話言語法」の早期制定を求める意見書の提出を求める陳情書が提出されました。9月30日の本会議採決には、関係者約30名が見守るなか、全会派賛成で陳情を可決。国はいち早く法制定をすべきです。日本共産党は唯一賛成討論に立ちました。

 手話は「言語」音声言語と同等です

   H18年12月に、国連総会にて採択された「障害者の権利に関する条約」で言語は「音声言語及び手話その他の形態の非音声言語」と定義され、「手話」は「言語」として国際的に認知され、国は今年1月に当該条約を批准しました。
 手話とは、音声ではなく、手や指、身体などの動きや、顔の表情で伝える独自のコミュニケーション方法であり、ろう者にとって日常生活や社会生活を営むうえで重要な手段となっています。 現在、唇の動きや筆談等でも相手の意思を理解をすることが可能だが、様々な手段を講じて正確でスピーディーな意思疎通ができるなら、ろう者というハンデも克服可能であり満足度も高まります。私達は耳で聞き、口から発する音声言語が言語だと思っているが、その発想を改め、手話は「言語」であり音声言語と同等であることを理解し、もっと手話を身近なものとして理解する必要があります。

 趣旨説明で手話で切々と訴え

 9月市議会の市民福祉委員会の冒頭に、陳情代表者の中嶋宇月氏が趣旨説明をおこないました。手話通訳者を介しての訴えは、病院に入院した高齢女性がうけた悲しいエピソードでした。「女性が看護師に手話でコミュニケーションをとろうとしたことが、暴れていると誤解されてし両手にグローブのような手袋を装着されベッドの柵に縛りつけられた」、「手話がまだまだ一般社会には知られていない」と切々と訴え、「(仮)手話言語法」制定を求める意見書の提出を求めました。

     7割が右折車両で渋滞状態に

 

      =高木まんが=もっといいものありませんか?

 

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