市政の動き−議会報告
【14.12.11】《12月議会一般質問》国政上の重要問題、集団的自衛権、原発再稼動、消費税、労働法制改悪。
林市長の認識を問う：どの問題でも歯切れの悪い答弁！（日本共産党）
日本共産党の佐藤おさむ議員は12月議会で、国政上の重要問題である集団的自衛権行使容認の閣議決定、原発再稼動、消費税増税、労働法制の改悪について一般質問を行いました。林市長の答弁は歯切れが悪く、あいまいな答弁に終始しました。世論調査では、どの問題でも国民の６割前後が反対しているなか、問題意識の希薄さが浮き彫りになりました。
9条の解釈改憲認め、集団的自衛権を容認
知立市は、知立市平和都市宣言をしており、市長の宣言への思いを問いました。市長は「平和あってこそ市民のくらしがある」と答弁しました。しかし、安倍内閣による集団的自衛権の行使容認の閣議決定については、市長は「学者のなかでも意見が２分している」、「やるならば憲法改正が必要」と答弁。一方で「憲法を変えるのは時間がかかる」とし、「直面する危機に対応するのが国の立場」などと集団的自衛権行使容認の閣議決定を容認する答弁をし、知立市平和都市宣言に背をむけました。
電力は足りているのに原発再稼動を容認
市長は、「将来的には原発を廃止」と以前表明していたが、今はどうかと問われ、「今もその認識に変わりがない」と答弁。今年の夏は、すべての原発が停止していても電力は足り余っている状況である、市長の認識はとの問いに、「将来は原発ゼロ」にと考えている」と再稼動を容認しました。
大飯原発再稼動を差し止めた福井地裁判決は、再稼動は、�／由文△凌�害、��原発の本質的な危険性、�Ｃ録未悗粒擺囘�見通し、�ぅ灰好藩ダ茲鮹悩瓩靴泙靴拭�この判決に対する認識も希薄でした。
消費税の痛みへの認識：まともに答えず
消費税は、低所得者ほど負担の重い税金であるとの認識はとの問いに、市長は「そういう認識はある」と逆進性を認めました。しかし、消費税は利益にかかる税金ではなく、売り上げにかかる税金である。市内の小規模事業者の72％が赤字のなか、消費税増税は打撃になり、知立市中小企業振興基本条例に逆行する税制ではとの問いに、「税金なので重い」などと意味不明の答弁でした。
労働法制改悪への認識：まるで他人事
安倍内閣は、「企業が世界一活動しやすい国にする」として、低賃金で生涯派遣労働を押し付ける労働者派遣法の改悪や成果主義で長時間労働を押し付ける残業代ゼロ制度の導入を画策しています。不安定雇用の拡大で結婚できず、少子化に拍車をかける派遣法改悪。過労死を助長する残業代ゼロ制度を許していいのかとの問いに、市長は「難しい問題」と答弁。まるで他人事です。
＝高木まんが＝アベノミクス景気回復はこの道しかない！
