市政の動き−議会報告
【15.03.11】《2015年度予算(案)》 火葬場待合室、和室を洋室に老朽化進行、今後の方向性は。
利用者の声をとどけ、改善要求:日本共産党の提案が実現します。
2015年度予算に、知立市火葬場(逢妻浄苑)の待合室改修工事費及び備品購入費283万円が計上されました。高齢者などが和室の待合室(写真)を利用する際、「段差が大変つらい」「畳に座るのは大変」などの声が上がっていました。日本共産党は先の9月議会で、市民の声をとどけ改善を要求。市は「早くやる必要がある」と表明していました。15年度、和室を洋室化に改修し、テーブルや椅子を購入します。
火葬場の耐用年数60年:残余期間15年だが
市民から火葬場について、「人生の終焉を見送る施設として、何とかならないか」などの声がよく寄せられます。火葬場は、1970年に建設され、築後45年を経過。建物の耐用年数60年に対して、残余期間は15年です。
市は、知立市火葬場の利用頻度が高い豊明市と新火葬場の建設を協議し、2013年に「火葬場に関する調査研究経過報告書」を発表。報告は「長期計画作りの中で検討する時期にきている」と現状を分析。しかし、知立市と豊明市が新火葬場を共同設置する方向性を確認するには至りませんでした。 また、市は刈谷市の火葬場利用を検討しましたが、刈谷市は「困難」と回答。火葬場問題は、先が見通せないのが現状です。
現在地への建て替えを検討すべきでは!
火葬場建設は、墓地埋葬法に基づき知事の許可が必要であり、周囲220m内の住民の承諾を得るのが必須条件。市は現在地への建て替えについて、関係住民の承諾を得るのは困難との見解で、検討してきませんでした。しかし、検討すべき時期にきているのでは。
日本共産党は、周辺住民のみなさんの理解を促進するため、固定資産税減免など、承諾を得られる提案をすべきと考えます。
=共産党の質問実る=