市政の動き−議会報告
【15.04.28】《保育園・学校など》今後の公共施設のあり方について、市が調査研究結果（白書）を発表。
Ｈ27年度に「あり方計画」作成、慎重な対応をすべき＝日本共産党＝
知立市は学校など、69施設、２１３棟の公共施設について、今後のあり方に関する調査研究結果（白書）を発表しました。Ｈ27年度は、白書及び市民ニーズをもとに公共施設の「継続」「改善」「見直し」「廃止」に振り分ける長期的「公共施設のあり方計画」を作成します。日本共産党は、強引な統廃合ではなく施設利用者立場で慎重な対応をすべきと考えます。
人口減、少子化、財政見据え調査研究
市は公共施設のあり方について、以下３つの視点で検討。�／邑�の変化に備えたあり方。�⊂�子高齢化は着実に進行しており、人口構造の変化に対応した公共施設の用途や機能の見直し。��今後の公共施設に係るコストの動向に注視し、市財政の健全性を損なわない整備や維持管理のあり方について調査しました。また今後、公共施設の総合的・一元的な管理について検討をすすめるとしています。
公共施設のあり方：５つの基本的考え
市は今後のあり方として、５つの基本的考え方を示しました。
�｜察γ罅δ拘�の視点で量・質の適正化をはかる。
��既存施設の有効活用をはかる。
�９�域連携による施設の相互利用を進める。
�せ楡澆猟梗�命化・省コスト化をはかる。
�セ毀栄蘆粥蔑繕眞余紊押砲硫�革・改善ではなく行政が改革・改善（コスト削減）を進めるとしています。
市長は３月議会で、施設の統廃合によるサービス低下について、
「市民サービスの向上につながれば統廃合もあるのかな」と真意不明で曖昧な答弁を行いました。サービス低下となる統廃合は問題です。
市民アンケート・・利用料値上げ反対の声
市は白書作成にあたり、中長期的視点に立った公共施設のあり方を検討する目的に、20歳以上４０００人を対象にアンケートを実施、１３７６人（34・４％）が回答しました。今後の施設のあり方について、９項目をについて設問。回答の概要は次の通りです。
・「施設の統廃合、整備費の削減」→賛成の人の割合が高い。
・「施設更新や管理運営に民間活力の導入」→賛成の割合が高い。
・「施設を地域に譲渡する」
→賛否が分かれる。
・「施設を改修し長寿命化を図る」→賛成の割合が高い。
・「公共施設を減らす代わりに民間施設の使用料を助成する」
→賛否がわかれる。
・「未利用地・施設の売却」
→賛成の割合が高い。
・「運営費の削減や運営時間の短縮などサービス水準の低下」
→反対の割合が高い。
・「使用・利用料金の引き上げ」→９項目で最も反対意見が強い。
・「あまり利用されていない施設の廃止・縮小」
→賛成の割合が高いでした。
